世界的原油高の影響でスパムにも変化の傾向〜シマンテック月例スパムレポート6月号
エンタープライズ
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
シマンテック、「Symantec Ghost Solution Suite」の新バーション2.5を提供開始
-
アライドテレシス、CentreCOM FS900M/FS900M-PSをファームバージョンアップで認証機能強化

6月号では、ミャンマーで発生したサイクロンや中国の大地震に関連したスパム攻撃や中国の偽造請求書によるスパム攻撃などが紹介されている。
まず昨今の原油高の影響で、低価格ランチミートである「スパム」の売り上げが増加し、至る所で厳しい経済状況が続いているというエピソードからレポートは始まる。スパムメールに関しても同様で、5月に送受信されたEメールのうち80%がスパムメールであり、経済成長速度の鈍化とその影響がスパム攻撃者の標的となっていると同レポートでは指摘している。スパム攻撃者の中には、住宅所有者の不動産債務軽減とクレジットの信用評価に与え得るマイナスの影響回避を「助ける」ため、不動産差押え(フォークロージャー)ローンの救済を促しているという例まで紹介されている。シマンテックの調査では、原油高の影響で、ガスや燃料関連のスパムメールが増加していることを確認しているとのこと。また過去数か月の間、アメリカ政府による緊急経済対策が報道されたことにより、納税者に対する対策に関連したフィッシングメールの増加も確認されている。
さらに、最近のミャンマーで発生したサイクロンや中国四川省で起きた大地震を受けて、次々と各国の政府や個人が、被害にあった地域へ援助の手を差し伸べたことに便乗したスパムメールも多数登場しているようだ。地震募金メール詐欺は、中国の被災者への募金を集めており、スパム送信者は、正当なウェブサイトを利用し、ルートドメインの下に詐欺サイトのリンクを仕込み、ユーザがスパムメールに記載されているURLをクリックすると、詐欺サイトにリダイレクトされ、募金を求められるようにしている。
特異なスパムでは、Googleブランドへの侵害が目立っており、Googleの検索クエリーを用いて、「I'm feeling lucky」のオプションを使い、スパムサイトに誘導する技術の登場が報告されている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
シマンテック、「Symantec Ghost Solution Suite」の新バーション2.5を提供開始
エンタープライズ -
アライドテレシス、CentreCOM FS900M/FS900M-PSをファームバージョンアップで認証機能強化
エンタープライズ -
アライドテレシス、EPSRアウェア、ループガード、省電力機能搭載の「CentreCOM GS900Mシリーズ」向け新ファームウェア
エンタープライズ -
メールの不通知を悪用したロシア語スパムが登場〜シマンテック月例スパムレポ4月号
エンタープライズ -
シマンテック、サーバからデスクトップまでのWindows環境向け新製品群を発表
エンタープライズ -
「ITリスク=セキュリティリスク」の定説は間違い!〜シマンテック「ITリスク管理レポート」でさまざまな定説が覆される
エンタープライズ -
シマンテック、「ノートン360 バージョン2.0」への無償アップデートを開始
エンタープライズ -
3月のスパムは2個月連続で増加傾向、セレブ関連の多種多様なスパムが出現〜シマンテック調べ
エンタープライズ -
シマンテック、All-in-One型セキュリティ「ノートン 360」バージョン 2.0を発表〜「ノートンIDセーフ」など新機能を搭載
エンタープライズ -
日立、「Hitachi Content Archive Platform」のシステム管理・セキュリティ機能を強化
エンタープライズ