3月末現在のブロードバンド契約数等発表——6月でFTTHがADSLを超えている可能性も
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これによると、FTTHやADSLなどのブロードバンド契約数は2,875万となり、前回発表の平成19年12月末での契約数2,830万から45万契約の増加となった。このうちFTTHによるサービスの契約数は1,215万で前期から82万契約の増加だ。ADSLは前期から42万契約純減の1,271万だった。
ADSL契約数の純減は平成17年末から続いており、かろうじてシェアトップ(44.2%)を保っているが、FTTHの契約数(42.3%)との差は確実に狭まってきている。CATVもわずかながら純増を続けており、シェアもここ2年ほど13%前後であまり動きがないことを考えると、ADSLかFTTHへの乗り換えがまだ続いていると思われる。FTTHとADSLの増減が仮に今回と同レベルで推移するとすると、次回発表予定の平成20年6月末の数値ではFTTHの契約数がADSLを上回る可能性もある。
ただし、FTTHとADSLのシェアが逆転したあと、NTTのNGN関連の戦略いかんによってFTTH契約数カーブの「踊り場」が現れるかもしれない。現実問題として、アクセス回線としてFTTHが整備されていない地域、IP電話やFTTHサービスに魅力を感じていない層も確実に存在する。デジタルディバイド問題とあわせて、通信市場のさらなる解放、活性化が官民ともに期待されている。
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