マイクロソフト、企業向け機能を強化した「Windows Mobile 6.1」を発表
エンタープライズ
モバイルBIZ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
イー・モバイル、新音声端末「H11HW」「EMONSTER lite(S12HT)」発売
-
イー・モバイル、EMONSTERなどから発着信可能な携帯IP電話サービスを7月から利用可能に

国内では6月27日に発売となるウィルコムのシャープ製端末「WILLCOM 03」に搭載が決まっているほか、他社からも続々とリリースする。
マイクロソフト執行役常務ビジネス&マーケティング担当の佐分利ユージン氏は、Windows Mobileについて、「日本においては、2005年にウィルコムさんとシャープさんが採用して以来、4オペレーター、4メーカー、13モデルに採用されている。世界では、メーカ数でいうと49社、通信事業者でいうと160社、国においても55か国とワールドワイドでも普及をしている」と現状をあげた。
Windows Mobile 6.1は主な改良点として「操作性の向上」「生産性の向上」「管理機能の向上」の3つをあげている。いずれも企業ユーザからのニーズだとする。
操作性の向上では、初期設定の簡易化、ズームやスクロールを改良したIEモバイル、タスクマネージ、1ステップでできるBluetoothのペアリングなどをあげた。生産性の向上では、SMSのスレッド表示、オートコンプリートなどがある。
一番の改良点は管理機能だ。これを実現するためWindows Mobile端末を一括で管理するサーバ「Microsoft System Center Mobile Device Manager 2008」(SCMDM)もWindows Mobile 6.1と同時にリリースする。「PCレベルの端末管理を実現した」というほどだ。
管理機能の1つとして、リモートからWindows Mobile端末のデータが消去できる「リモートワイプ」を追加した。「携帯電話の紛失は年間10万件」(平成19年度における警視庁の統計)という数字をあげ、リモートワイプの重要性を強調。また、SCMDMを用いるとWindows Mobile端末のカメラやBluetooth、アプリケーション、microSDなど外部メモリの使用が制限できるようになった。
なお先日、アップルが発表した3G対応のiPhoneはMicrosoft Exchange Serverとの連携など、法人向けの機能を追加した。Windows Mobile 6.1が狙う市場と競合をする部分があるが、同氏は「2012年においてWindows MobileはコンシューマーにおいてはiPhoneの2倍、法人においては8倍」というIDCの予測を示し、3G対応のiPhoneが登場してもWindows Mobileは伸び続けると自信を見せた。
《安達崇徳》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
イー・モバイル、新音声端末「H11HW」「EMONSTER lite(S12HT)」発売
ブロードバンド -
イー・モバイル、EMONSTERなどから発着信可能な携帯IP電話サービスを7月から利用可能に
ブロードバンド -
アバイア、Symbian OS/Windows Mobile対応の企業向けFMCアプリケーションソフトウェア
エンタープライズ -
Windows Mobile 6.1、Internet Explorer Mobile——H.264、Flash、Silverlight対応など
ブロードバンド -
アドビ、 Flash LiteとAdobe Reader LEのライセンスをMSに供与——Windows Mobileに搭載
エンタープライズ -
NTTドコモ、法人向けにWindows Mobile 6端末を遠隔制御、利用制限や端末監視
ブロードバンド -
米Symantec、Windows Mobile搭載機器でPC並みのセキュリティ機能を実現するソリューション
エンタープライズ -
富士通製Windowsケータイ「FOMA F1100」は3月17日発売
ブロードバンド -
ドコモ、定額プランが利用可能なHSDPA対応CF型データ通信カード「FOMA N2502 HIGH-SPEED」
エンタープライズ