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ハンドルを握る際の右手部分に指静脈認証装置が設置されているというもので、ハンドルを握る際に本人認証を行い、記録されているシートポジションを再現する。ほかにも、人差し指でエンジン起動、中指でオーディオ起動、薬指でカーナビ起動など、指にファンクション機能を持たせることも可能という。ハンドルを握った状態で、前方から視線をそらすことなく操作できるため、運転中の安全性も確保できる。
なお、指静脈認証では指内部の静脈パターンを照合するため、触れずにかざすだけで認証が可能で、湿りや乾燥など肌表面のコンディションの影響を受けないという。
指静脈認証としては、PC起動時やフィットネスクラブなどでの利用例が紹介されていたが、車搭載用では、温度変化(−40〜85度に対応)や振動への耐性強化、小型・軽量化が図られている。説明員によると、2011年モデルからの実用化を目指しているという。
《編集部》
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