【WIRELESS JAPAN 2008 Vol.2】「モバイルWiMAX」内蔵スマートフォンなど対応端末が多数登場 | RBB TODAY

【WIRELESS JAPAN 2008 Vol.2】「モバイルWiMAX」内蔵スマートフォンなど対応端末が多数登場

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ノートPCに内蔵するWi-FiとWiMAXのデュアルモジュール。右下は携帯電話やUMPC用のチップ
ノートPCに内蔵するWi-FiとWiMAXのデュアルモジュール。右下は携帯電話やUMPC用のチップ 全 12 枚
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 日本ではQUコミュニケーションズやCATV事業者がサービスを提供する「WiMAX」。無線技術の総合イベント「WIRELESS JAPAN 2008」では、多くの端末が見られた。

 注目すべきはインテルだろう。先日発表をしたモバイルPC向けのプラットフォーム「Centrino 2」。対応はまだ先になるが、Centrino 2ではサポートをする無線技術としてWiMAXも含んでいる。ブースでは、ここで採用するWi-FiとWiMAXの統合モジュール「WiMAX/WiFi Link 5150」と「WiMAX/WiFi Link 5350」を展示している。年内の出荷を目指しており、ここに展示してるものはテストの最終段階のモジュールで実際に動作をするものだ。東芝やソニーなどが対応を表明しており、内蔵を予定するノートPCを展示している。

 さらに、インテルはUMPCや携帯電話向けのチップ「Evans Peak」(開発コード名)も開発をしている。これはWiMAXのほかに、Wi-Fi、GPS、Bluetoothの機能を備えるというもの。京セラが開発を進めているEvans Peakを採用した携帯電話のテスト機もあり、モバイルWiMAXのほかにCDMA 2000 EV-DOをサポートしている。

 アルバリオンは、PCカードやUSB接続のほか、据え置きを想定した端末を展示している。据え置き型は、外付けアンテナが接続できる端子が付いているのが特徴。日本国内ではユビキタス特区では出力が大きくできるため、屋外に設置したアンテナをWiMAX端末に接続するといったことができる。これに使用するアンテナも展示をしている。

 UQコミュニケーションズでは、海外で販売をしているWiMAX内蔵のノートPCやスマートフォンを展示している。韓国のWiMAX端末としては、サムスン電子のスマートフォン「M8200」とUMPCの「Panda」がある。いずれも、KTがWiBroの名称で提供しているサービスで使用しているものだ。ノキアの端末では「N810」があった。N810はすでに無線LANモジュールを内蔵した端末販売を開始しているものの、展示してあるのはモバイルWiMAXモジュールを内蔵したものだ。米国での発売は9月とのことだが、モバイルWiMAXのネットワークに接続して実際に動くレベルにまでできあがってる。

 日本ではイー・モバイルに端末を提供していることで有名な、中国ファーウェイも端末を展示している。モバイル用は「BM325」、据え置き型は「BM635」がある。

《安達崇徳》

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