日立、1平方インチあたり610ギガビットのHDD用高密度記録技術を開発〜現行量産HDDの約2.5倍
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日立製作所と日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は28日、HDDに用いられている垂直磁気記録方式において1平方インチあたり610ギガビットの高密度記録技術を開発したと発表した。
65nm級トラックピッチに対応した媒体技術および記録・再生ヘッド技術で、現行量産品の約2.5倍相当の記録密度となる。具体的には、熱に対して安定性のある新記録膜を採用し、膜厚方向に段階的に変化させた記録膜を開発した。これにより従来よりも記録性能を高めるとともに、書きにじみの影響を最小限に抑えるため、記録ヘッドの主磁極の周りを磁気シールドで覆う65nm級トラックピッチ対応のWrap Around Shield構造を採用、安定したデータ記録・再生を実現した。さらに「誤り訂正符号」を使わなくても誤りなくデータを読み出すことのできるHDD向け「繰り返し復号信号処理方式」を開発した。
日立と日立GSTは共同で、2005年4月に1平方インチ当たり230ギガビット、2006年9月に345ギガビットの記録密度を実証していた。今回も現行の垂直磁気記録方式に改良を加えることで、1平方インチあたり610ギガビットの高記録密度の開発に成功、今後はこの技術を製品に適用することでHDDの一層の大容量化・小型化・省エネルギー化を実現するとのこと。
なお、本成果の詳細は、磁気記録に関する国際学会「The Magnetic Recording Conference 2008」(7月29〜31日@シンガポール)で発表される予定。
65nm級トラックピッチに対応した媒体技術および記録・再生ヘッド技術で、現行量産品の約2.5倍相当の記録密度となる。具体的には、熱に対して安定性のある新記録膜を採用し、膜厚方向に段階的に変化させた記録膜を開発した。これにより従来よりも記録性能を高めるとともに、書きにじみの影響を最小限に抑えるため、記録ヘッドの主磁極の周りを磁気シールドで覆う65nm級トラックピッチ対応のWrap Around Shield構造を採用、安定したデータ記録・再生を実現した。さらに「誤り訂正符号」を使わなくても誤りなくデータを読み出すことのできるHDD向け「繰り返し復号信号処理方式」を開発した。
日立と日立GSTは共同で、2005年4月に1平方インチ当たり230ギガビット、2006年9月に345ギガビットの記録密度を実証していた。今回も現行の垂直磁気記録方式に改良を加えることで、1平方インチあたり610ギガビットの高記録密度の開発に成功、今後はこの技術を製品に適用することでHDDの一層の大容量化・小型化・省エネルギー化を実現するとのこと。
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《冨岡晶》
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