三洋、「eneloop」シリーズとしてUSB出力付きソーラーライトや充電式ひざ掛けなどの新製品を追加

　三洋電機は2日、「くり返し使うライフスタイル」を提案する充電池「eneloop」のコンセプトが広がる商品群「eneloop universe products」の新製品として、ソーラーパネルで充電できる「USB出力付きソーラーライト」、「eneloop warmer series」として「充電式ひざ掛け」と両面が温まる「充電式カイロ」、2007年に発売された「充電式カイロ」と「充電式アンカ」のリニューアルモデルを発表。10月10日に発売する。価格はすべてオープン。

　USB出力を備えるソーラーライト「eneloop solar light」は、世界中の屋根に設置されている同社製の高効率「HIT太陽電池」を搭載。レジャーから不意の緊急時まで、内蔵の充電池に太陽エネルギーを蓄え、ライトやUSB出力として利用できる。付属のACアダプタでも充電可能。

　部屋やテントの中などで小型照明として使える高輝度LED「パネルライト」と、懐中電灯として使えるLED「ビームライト」を内蔵。パネルライトは、必要な明るさと使用時間に応じて、点灯パターンを9点灯(全点灯)/5点灯/1点灯と3段階に切り替えできる。そのほか、緊急時に役立つ「非常点滅機能」を備え、水にも強い「生活防水」（JIS　IPX4相当）に対応する。

　充電時間はソーラー充電時が約15〜30時間で、ACアダプタ使用時が約3.5時間。連続点灯時間はパネルライト（LED9点点灯時）が約9時間、ビームライトが約50時間。本体サイズは幅186×高さ28×奥行き242mmで、重さは800g。予想実売価格は16,000円。付属品はACアダプタ/専用ストラップなど。

　充電式ひざ掛け「eneloop　soft　warmer」は、充電池を内蔵しACコンセントがなくても使用可能。ヒーターマット（発熱部）と専用カバー部分は分離構造で、ヒーターマットだけを布団や寝袋などに入れて使用できる。汚れた場合はヒーターマットからコントローラーを外した状態で手押し洗いが可能。コントローラー部はアウトドアでの使用を考慮した生活防水（JIS　IPX4相当）に対応する。また、低温やけどに配慮しマイコン制御で温度の上がりすぎを防止。温度は「強モード」と「標準モード」の2段切り替えで選べる。

　専用カバーに合成皮革を使用したシシリーホワイトの「ENW-SW1S」とポリエステルを使用したスカンジナビアストライプの「ENW-SW2S」の2モデルを用意。充電方法はACアダプタで、充電時間は約3.5時間。最長駆動時間は約3.5時間。本体サイズは幅750×奥行き450mm。重さはENW-SW1Sが130g、ENW-SW2Sが165g。予想実売価格はENW-SW1Sが13,000円、ENW-SW2Sが10,000円。ENW-SW1Sのみ、専用ポーチが付属する。

　充電式カイロ「eneloop kairo」は、専用アルミケースを採用し熱源であるPTCヒーターを2個内蔵。2007年9月に発売された従来モデル「KIR-S2S」からデザインが変わり、両面が暖かくなる「両面発熱方式」に改良されている。バッテリは、付属の単3形eneloop×2個を使用。予備のeneloopを持っていれば、出先で電池が切れても電池を交換して使用できる。また、冬場以外のシーズンでも単3形eneloopの充電器として利用可能だ。温度切り替えは、強/弱の2段階に加え、急速に温めるターボモードを新たに追加。マイコン制御で温度の上がりすぎを防止し、快適な温度を保ち低温やけどを配慮した設計になっている。本体サイズは幅46×高さ20×奥行き84mmで、重さは50g。予想実売価格は5,000円。単3形eneloop×2個のほかにACアダプタ/ケースが付属する。カラーはシルバー/ブラックの2色。

　また、昨年発売した充電式カイロ「eneloop kairo」と充電式ポータブルウォーマー「eneloop anka」の2008年バージョンも発売される。充電式カイロ「KIR-S3S」は、昨年モデルと性能的な違いはなく、新たに専用ケースが同梱される。予想実売価格は4,000円。充電式ポータブルウォーマー「KIR-S5S」は、基本性能はそのままに、フル充電の状態での持続時間が弱モード約10時間/強モード約8時間から弱モード約12時間/強モード約9時間に延長された。予想実売価格は15,000円。