ソニー、「ピタッと吸盤」で簡単取り付けのナビシステム「nav-u」シリーズに新モデル、ワンセグ搭載モデルも

　ソニーは5日、パーソナルナビゲーションシステム「nav-u（ナブ・ユー）」シリーズの新製品「NV-U3V/U3」を発表。10月23日に販売する。価格はオープンで予想実売価格は、ワンセグ搭載のU3Vが65,000円前後、非搭載のU3は55,000円前後。

　同シリーズは、複雑な配線や接続が不要で、吸盤を使い簡単に取り付けられるのが特徴。また、GPS非測位を補う機能として高性能測位システム「POSITION plus G」を搭載している。

　同製品は、地図データを2008年度版最新地図に更新するとともに、新機能として道路幅や建物の形状まで表現できる市街詳細地図を収録。さらに、高速道路の入り口や交差点など重要なポイントで、3Dのガイド画像や方面看板を表示し、よりわかりやすくガイドしてくれる。また、ガイドポイントとなる交差点に近づくと交差点拡大図に加え、ガイドポイントまでの距離や目印となる施設、交差点の名称を表示。加えて音声でも交差点名、方面名称、ジャンクション名を案内する。

　情報量が豊富になり、内蔵フラッシュメモリの容量は、2007年11月発売の従来機「NV-U2」の2GBから4GBへ倍増した。全国グルメ情報「グルメぴあ」、全国ゴルフ場情報「GDO（ゴルフダイジェスト・オンライン）ゴルフ場情報」、全国温泉スポット情報「全国立ち寄り温泉200」といった情報も収録。データ件数は、住所検索データ約3,400万件、施設検索データ約1,000万件、電話番号検索データ約1,000万件など合計約16,500件以上にもおよぶ。

　徒歩モードも搭載しており、車を降りた後も駐車場から目的地までをサポート。ルートガイドや音声案内はされないが、地図を拡大/縮小やスクロールによって、目的地周辺スポットとの位置関係を把握できる。ほかにも、ダッシュボードへ簡単に設置できる別売りのVICSビーコンユニット「NVA-VB7」に対応。道路交通情報を提供する光ビーコンや電波ビーコンから渋滞情報を受信し、渋滞を考慮した最適なルートをスピーディに探索するという。
　
　さらに、NV-U3Vはワンセグ機能を搭載。ワンセグ放送を視聴するほか、番組説明/音声切り替え/字幕表示/プリセットチャンネル/EPG（電子番組表）に対応。11月6日に発売予定のワンセグ用外付テレビアンテナ「VCA-121」と併用すれば、ワンセグの受信がより安定するという。

　そのほかにおもな仕様は次のとおり。

●NV-U3V/U3
・ディスプレイ：4.8V型ワイド液晶（16：9）
・解像度：480×272ピクセル
・バッテリ：ACアダプタ/シガーソケットからの給電
・バッテリ持続時間（通常モード/省電力モード）：2/3時間
・本体サイズ（U3V/U3）：幅150×高さ87×奥行き25.7mm/同×同×奥行き20.0mm
・重さ（U3V/U3）：280/250g
・付属品：クレードル/シガー電源コード（12V）/ACアダプタ/USBケーブル/ソフトキャリングケース/取り付けシート/携帯用ストラップなど。