CDやMDは激減、カセットはゼロ〜携帯オーディオプレイヤー調査
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カセットテープ型の初代ウォークマンが世に出たのは1979年。現在はiPodなどのデジタルオーディオプレーヤーが主流となっているが、ネットユーザーの携帯オーディオプレイヤー利用状況はどうなのか? 20代から40代を中心とする男女336名の回答を集計した。調査期間は8月29日〜9月1日。
調査結果によると「iPod、MP3プレイヤーなどの、フラッシュメモリーやハードディスク搭載の携帯音楽プレイヤーを持っているか?」という問いに対しては、「持っている」が56.3%、「持っていない」が43.8%。所有率は男性62.5%、女性49.4%と男性のほうが高く、2005年調査結果と年代別に比較すると、20代が49.0%から60.0%に、30代が34.6%から56.0%に、40代が34.8%から56.7%と、30代と40代で大きくアップしている。
「移動中に最も利用する携帯オーディオプレイヤーは?」という問いに対しては、「フラッシュメモリー型プレイヤー」が最も多く45.0%、次いで「ハードディスク型プレイヤー」が32.3%。「携帯電話」は9.5%で、ほかはいずれも数%程度。性別、年代別に見ても「ハードディスク型プレイヤー」が男性28.2%に対して女性38.0%と女性の割合が高いほかは、目立った差は見られなかった。前回調査では「フラッシュメモリー型プレイヤー」が16.2%、「ハードディスク型プレイヤー」が15.2%程度だったことと比較すると、これらの機器は大きく利用率が上がっており、現在では携帯オーディオプレイヤーが主流となっていることがわかる。
また、前回調査では最も多かった「CDプレイヤー」は前回21.3%から今回1.6%と激減、「MDプレイヤー」も前回16.0%から今回2.1%と低下しており、「カセットプレイヤー」はついに利用者はゼロ。利用機器の盛衰がうかがえる結果となった。
自宅にある据え置き型オーディオプレイヤーについては、「パソコン」が全体の42.6%と一番人気で、前回調査の27.6%より飛躍的に愛用者が増加している。特に20代が62.9%と、30代44.7%、40代33.7%に比べ高い。一方、前回調査では51.9%と1位だった「CDプレイヤー」は、今回は35.7%で2位。年代別に見ると20代は22.9%だが、30代は33.3%、40代は42.3%と上の年代ほどいまだ根強く支持されているようだ。
《織本幸介》
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