出荷台数は3.9%減——ガートナー、2008年上半期の日本プリンタ市場に関する調査結果を発表
IT・デジタル
デジカメ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
ソニー、「VAIO」2シリーズの新モデルに「フォトエディション」と「ビデオエディション」
-
【ビデオニュース】富士ゼロックス、全国のセブンイレブンと連携したSaaSソリューション

インクジェット市場は、2005年に好調な出荷を記録したものの、2006年以降はマイナス成長が続いている。マイナス成長の理由は、インクジェットプリンタや複合機の普及が進み市場が成熟化したことと、製品にユーザーの需要を喚起する魅力が欠けていることにあると同社は示した。しかし、市場全体ではマイナス成長が続いているが、インクジェット複合機 (MFP) はインクジェットプリンタの代わりに購入される割合が高く、前年同期比で9.0%増加。インクジェット出荷台数の69.3%を占めた。
オフィス市場では、ページプリンタを一部複合機に置き換え、また購入台数を減らすことによって、出力機器の台数を減らす傾向にある。このような状況からページプリンタ市場において、カラーページプリンタはモノクロからの置き換えと低価格化により増加すると同社は予測。しかし、モノクロページプリンタのマイナス成長が続き、全体では2008年もマイナス成長が続くと予測している。
このように市場の拡大が期待できない中、ベンダーは消耗品からの収益に依存するビジネスから転換を図る時期にきているとのこと。例えば、既に一部ベンダーから提供されている出力機器関連のアウトソーシングであるマネージド・プリント・サービス(MPS)、グリーンITへの取り組みの一環としてのリサイクルトナー、トナー使用量の削減、出力機器のセキュリティや管理など、ユーザーのニーズに合った付加価値を提供することが今後ますます必要になるとしている。
また、インクジェットプリンタや複合機の需要の鈍化が見られる中、ベンダーは機器本体のデザイン性やカラフルな色、プリンタや複合機へのデータ保存機能など、新たな付加価値を提供し始めている。今後は、大きなディスプレイを搭載して写真や動画を楽しめるといったような、印刷機能に直接関係しない機能で付加価値を提供することを検討すべき時期にきていると、同社は予測している。
《近藤》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
ソニー、「VAIO」2シリーズの新モデルに「フォトエディション」と「ビデオエディション」
IT・デジタル -
【ビデオニュース】富士ゼロックス、全国のセブンイレブンと連携したSaaSソリューション
エンタープライズ -
シャープ、高速CPU採用で本部データとの連係と処理能力を高めたPOSターミナル2機種
エンタープライズ -
NEC、金融機関向けの次世代営業店端末「NAVUTE(ナビュート)」発売
エンタープライズ -
エプソン、「カラリオ ミー」の新テレビCMに竹内結子さんを起用
IT・デジタル -
カラフル&ポップデザインの光学マウスなど6製品の価格改定——最大約40%値下げ
IT・デジタル -
日本HP、10,000円以下でプリント/スキャン/コピーがオールインワン
IT・デジタル -
松下、録画用6倍速対応の追記型Blu-ray Disc——片面2層50GB/1層25GB
IT・デジタル -
カシオ、タッチパネル付き7V型液晶ディスプレイ搭載のデジタル写真プリンタ
IT・デジタル -
「TDK Life on Record」ブランドの6倍速記録対応Blu-ray Disc
IT・デジタル