NASA、“宇宙インターネット”の通信実験に成功
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NASA(アメリカ国立航空宇宙局)は18日(現地時間)、遠拒離宇宙通信ネットワークのテストに初めて成功したことを発表した。
新たにDTN(Disruption-Tolerant Networking)と呼ばれるソフトウェアを用い、地球から約2,000万マイル離れた宇宙船と交信を行い、数十枚の撮影写真のやり取りをおこなったという。もともとDTNは、10年前にNASAおよびGoogle副社長のビント・サーフが共同で開発に着手したもので、TCP/IPと異なる方法で情報を送る仕組みとなる。惑星間でのインターネット利用は、遅延や切断により耐久性が優れていなければならないのはもちろん、宇宙船と惑星の位置関係、太陽風などにも大きな影響を受ける。TCP/IPと違って、DTNは継続的なエンドトゥエンド接続を想定されておらず、宛先が見つからなくても、データパケットは処分されず情報が保持される仕組みとなっているという。
今後は、国際宇宙ステーションに搭載された新しいDTNソフトウェアを用いて、NASA全体のデモンストレーションを来年夏に行う予定となっている。
新たにDTN(Disruption-Tolerant Networking)と呼ばれるソフトウェアを用い、地球から約2,000万マイル離れた宇宙船と交信を行い、数十枚の撮影写真のやり取りをおこなったという。もともとDTNは、10年前にNASAおよびGoogle副社長のビント・サーフが共同で開発に着手したもので、TCP/IPと異なる方法で情報を送る仕組みとなる。惑星間でのインターネット利用は、遅延や切断により耐久性が優れていなければならないのはもちろん、宇宙船と惑星の位置関係、太陽風などにも大きな影響を受ける。TCP/IPと違って、DTNは継続的なエンドトゥエンド接続を想定されておらず、宛先が見つからなくても、データパケットは処分されず情報が保持される仕組みとなっているという。
今後は、国際宇宙ステーションに搭載された新しいDTNソフトウェアを用いて、NASA全体のデモンストレーションを来年夏に行う予定となっている。
《冨岡晶》
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