【MS Car Navigation Day Vol.6】フリースケールのPNDソリューションとPNDの現状
エンタープライズ
モバイルBIZ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
青山学院とマイクロソフト、産学協同で最新テクノロジを国内最大規模で導入〜CRMや仮想化など
-
【MS Car Navigation Day Vol.5】カーナビの高品位3Dメニューや高速起動化を実現——Windows Automotive

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンの神長慎氏は、PNDおよびカーナビ向けに適した同社のCPUの紹介を行った。同社は、2004年にモトローラ社の半導体部門が分離して設立された半導体メーカーで、自動車用半導体や無線通信分野に強みを持っている。
◆市場の伸びと製品ラインナップ
神長氏は、欧米、特に欧州市場におけるPNDの急成長を指摘し、日本では自動車メーカー純正に代表されるインダッシュ型(据え置き型)カーナビが多いものの、PNDも市場が広がってきているとの認識を示した。
今後は、PNDと高機能カーナビに2極化して普及が進んでいくと予測する。そのうちPNDは、安価、小型なことから軽自動車やバイクのほか、自転車(サイクリスト向け)、レジャー分野への普及が期待でき、ナビゲーションシステムの裾野を広げる役割を果たすとの期待を述べた。
◆STMPシリーズとi.MXシリーズ
同社は、Windows Embedded NavReadyが対象としているARMアーキテクチャのCPUを多数取り揃えている。
同社CPUのうち、PND向けを意識しているのが、SMTPシリーズである。オーディオをはじめとして多彩な機能を取り込んでおり、実装コストや周辺部品を削減できることから、コスト削減に大きく寄与できるとのアピールがあった。
中級機〜高級機向けには、i.MXシリーズのCPUを推奨している。新しいバージョンでは、マルチメディアへの対応を重視しているとのことである。
◆開発サポート体制
PNDの開発は、従来はODM(Original Design Manufacturer)によるものが多かったとのことである。しかし、製品の差別化や技術の社内蓄積を考慮し、ODM任せの製品化は減ってきているのが最近の傾向という。
同社は、自社による製品化、あるいはODM+自社での製品化など、様々な設計、開発、製造のパターンに対応したサポート体制を用意しているとのことであった。
《小林直行》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
青山学院とマイクロソフト、産学協同で最新テクノロジを国内最大規模で導入〜CRMや仮想化など
ブロードバンド -
【MS Car Navigation Day Vol.5】カーナビの高品位3Dメニューや高速起動化を実現——Windows Automotive
エンタープライズ -
【MS Car Navigation Day Vol.4】車購入時の重要な判断要素に——Microsoft Auto
エンタープライズ -
【MS Car Navigation Day Vol.3】次世代PND向けOS「Windows Embedded NavReady」の全容
エンタープライズ -
【MS Car Navigation Day Vol.2】コードネームはMotegi〜次期プラットフォーム計画が明らかに
エンタープライズ -
【MS Car Navigation Day Vol.1】MS、車載情報端末向け組込みOSに関する最新情報を発信
エンタープライズ -
【Embedded Technology 2008 Vol.1】進化するWindows Automotive——コストパフォーマンスで採用が進むカーナビ
エンタープライズ -
米マイクロソフト、Exchange OnlineとSharePoint Online提供開始
ブロードバンド -
マイクロソフト、オンラインストア「Microsoft Store」を開始
ブロードバンド -
米マイクロソフト、WinHEC 2008のキーノートビデオを配信!
ブロードバンド -
マイクロソフト、マウス17製品の価格改定——最大約17%値下げ
IT・デジタル