今冬のボーナス予想平均額は!? 寒い結果にガクリ…… | RBB TODAY

今冬のボーナス予想平均額は!? 寒い結果にガクリ……

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 「価格.comリサーチ」は、冬のボーナスに関する意識調査「冬のボーナス2008−使う?貯める?−」を実施した。調査期間は11月18日〜25日。4,462人が回答した。

 今冬のボーナスは、アメリカに端を発する世界的な金融不況や、円高などによる輸出産業の不振により、製造業を中心に全体的には支給額が下がる傾向にある。こうした世相を反映して、今回の調査でも、支給予想平均額は前年を7.5%下回る「58万円」となることがわかった。今回のボーナス額減少については、世代・性別を問わず全体的に下がっているのが特徴で、すべての層で減少傾向にあるが、なかでも減少率が高いのが働き盛りの40代という結果になった。

 この層は、扶養家族の数も多くさまざまな必要経費の額が大きいこともあり、家計をもろに直撃する形となりそうだ。ボーナスのうち、ローン返済や生活費などに使う必要経費を除いた自由に使える金額も全体的に減少傾向で、使用用途トップの「貯金」ですら、前年に比べて半額以下の「8.8万円」となっている。こうした厳しい家計状況にあっては、一般消費に回せる金額は減少するほかなく、冬のボーナスで商品購入などにあてられる金額は平均でわずか「4.1万円」という寒い結果となった。昨年の調査では商品購入に10万円程度使えていたことを考えると、家庭の財布のひもの引き締め度合いは非常に強く、今年の冬のボーナス商戦はかなり厳しい結果になりそうだ。

 ただ、消費者の消費意欲がそがれているかというと、決してそんなことはない。「この冬のボーナスで購入したい商品」では、ほとんどの製品が昨年を上回るポイントを示しており、若干の不況感はありながらも、購入意欲自体はさほど衰えていないと見ることができる。ボーナスの使用用途でもっとも多いのは「洋服・ファッション関連」であるが、今年人気の「ブルーレイレコーダー」や、また比較的安価な「PCパーツ」や「ゲームソフト」などは、昨年よりもむしろ購入意欲が高まっている。

 また、家電関連の人気ではナンバーワンの「液晶テレビ」も、昨年に比べて伸びこそしないものの購入意欲が下がっているわけではない。価格下落が進んだ今が「液晶テレビ」の買い時であり、価格比較サイトに訪れるユーザーも増加しているという。そういった意味では、ボーナス支給額は若干減るものの、価格比較などをうまく使いながら、欲しかったものをなるべく安く購入したいという消費者の数はむしろ増えているといえそうだ。

《織本幸介》

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