99.9%ウィルス検出率と高速化を実現——ミニノートにも対応のG DATA新製品
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ラインアップは、G DATA インターネットセキュリティ 2009 1年版/1台用(市場想定価格3,980円)・1年版/3台用(同4,480円)・1年版/3台用 USBメモリ版(同4,980円)・3年版/3台用(同11,000円)、G DATA インターネットセキュリティ プラス 2009 1年版/3台用(同6,980円)の5製品。USB版は、普及が進むミニノートPC市場を狙った製品となる。
主な機能としては、ウィルス関連では「ウィルス対策、スパイウェア対策、ルートキット対策、ボット対策、新種ウィルスへの対応」、迷惑対策としては「迷惑メール対策、有害サイト対策、フィッシング対策」、ネットワーク関連では「公衆無線LAN対策、オンラインゲーム対策、つけっぱなしネット対策、メッセージ非表示設計」が備えられている。
同シリーズはウィルス検出率の高さに定評があるが、新製品でも複数エンジンを搭載することにより検出率99.9%を実現。なお、AV-Testによる2007年11月から2009年1月までの調査によると、同社製品が検出率で15か月連続1位を獲得している。G DATA 代表取締役社長のJag 山本氏は、「国内シェアトップ3のウィルス検出率は各々97.46%、89.86%、78.56%であり、現在テストに使われているウィルスが約100万種類であることから、これらのソフトの利用では、25,400から214,400種類のウィルスの侵入を許してしまうことになる」と説明した。
また山本氏は、「既存製品では速度において課題があったが、新製品では前バージョン比最大5倍の高速化に成功した」という。これにより、Intel Atom搭載のミニノートPCでも快適に動作するという。ほかにマルチコアCPU対応、既存製品の自動アンインストール機能搭載、ファイアウォールの改善、ユーザインタフェースの改善なども行われており、USB版については、ハードディスクに問題が生じた際にはUSBからLinux版の簡易G DATAを起動して、USBメモリからPCをスキャンすることも可能にしているという。
2008年10月4日から15日までの期間、主な新種ウィルスにいずれも30分以内に対応したという調査結果を紹介し、新種ウィルスへの対応においても他社製品に対するアドバンテージがあることも示した。
ゲストとして登壇した日本エイサー 事業支援部 マーケティングコミュニケーション課の砂流恵介氏は、「ネットブックからみた、セキュリティの恐怖」と題した講演で、ネットブックに最適化されたセキュリティ製品の必要性を訴えた。当初は、ITリテラシーの高いユーザがセカンドマシンとしてネットブックを利用してきたが、最近ではPC初心者への普及も進み、用途も多種多様化してきたという。それにともない、手軽に使えるからこそのセキュリティ対策が必要で、CPU負荷が低くメモリ占有率が低い、USBメモリやダウンロードした圧縮ファイルからのウィルスに対する高い検出率などの要件を満たすセキュリティ製品が求められるという。今回発売される製品のうちUSB版がこれにあたるが、砂流氏は「セキュリティメーカーに支援していただき、今後もセキュリティに関する啓もう活動を行って行きたい」と語った。
ゲストのトライコーダ 代表取締役 上野亘氏によると、「20世紀のハッカーは技術力の誇示が大きな動機であったが、21世紀には金銭が目的となっている」とウィルス作者の意識の変化を説明。ビデオレターで挨拶をしたG DATA CTOのディルク・ホーホシュトラーテ(Dirk Hochstrate)氏は、「世界同時不況で円高の今、日本がウィルスの標的となっている」現状を紹介した。
販売元のジャングルの営業部 ソフトウエア事業本部 部長代理の神垣卓矢氏は、「同製品を従来製品のどのポジションでもない“性能重視&低価格”製品と位置づけ、圧倒的な検知率を訴求ポイントとする」という。売上目標として初年度10万本、3年後には30万本を目指す。
なお、G DATA インターネットセキュリティ 2009 1年版(1台用・3台用・3台用 USBメモリ版)購入者を対象に「さらに6ヶ月無償延長」プレゼントキャンペーンを実施する。また、G DATAホームページでは、同製品を30日間無料で試せる体験版のダウンロード提供を行っている。
《編集部》
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