「ロボットを作ろう!」MSとベネッセ、理数系人材育成のために協力 〜 コンテストも開催
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マイクロソフトとベネッセコーポレーションは12日、共同で行っている理数系人材育成の促進に向けての活動において、さらなる協力体制を作っていくことを発表した。
現在、日本の中等高等教育では、生徒の理数系離れが進んでおり、一部の国立大学の工学部が大学入試で定員割れするなどの問題が顕在化している。また、IT分野においては、従来のプログラミング学習が、理論が中心で難解なものが多く、生徒の学習意欲を伸ばす実践的なプログラミング学習が必要とされている。
両社は、2007年12月より、中高生が興味を持ちやすいロボットを題材に、『ロボットを作ろう、動かそう 〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』をテーマに教材開発を行ってきた。「理論的および創造的な思考力」「プレゼンテーションなどのコミュニケーション力」「プロジェクト進行におけるチームワークやリーダーシップ」を育成するのが目的で、大森学園高等学校など、首都圏9校の私立中学校・高等学校において、同教材を活用した体験型講座が実施されたほか、現段階で2校が教科「情報」等の授業で本教材を活用している。これを踏まえて、今後同教材の普及を推進し、理数系人材育成の促進に向けて協力していくのが、両社の狙いとなる。
『ロボットを作ろう、動かそう 〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』の教材は、「ロボットの組み立て」「ロボット動作プログラミング」「ロボットのデザイン」「ロボット競技・プレゼンテーション」の4分野で構成されている。具体的には、グループで4足歩行ロボットを組み立て、プログラミングでロボットを動かし、さらに作成したロボットの特長の説明やコンテストを実施するなど一連の学習体験が盛り込まれている。同教材は、3人1組のチームによる実習形式により、自発的に学習し、楽しみながら、リーダーシップやコミュニケーション能力を培うことができる。チームは、ロボットの動き方をメンバーとディスカッションし、Microsoft Visual Basicを利用して、ロボットの動き方をプログラムすることでアイディアを実現していく創造力を培えるという。また、他のチームに対して、チームが開発したロボットを紹介するにあたって、プレゼンテーションやコミュニケーション力を培える。授業の集大成として、成果を発表する機会としてロボットコンテストを設け、さらに生徒の学習意欲を喚起する。プロのソフトウェア開発者が使用しているテクノロジを利用することにより、実践的なテクノロジスキルを習得できるのも特徴とされている。
ベネッセコーポレーションは、中高生向け教材作成のノウハウを生かし、マイクロソフトから提供されたコンテンツをもとに、教育効果が高く学校が活用しやすい教材の開発を行う。また、全国の学校とのチャネルを生かし、中学校や高等学校に本教材のカリキュラムへの導入提案を行う。マイクロソフトとの協力をきっかけに、今後様々な企業と連携し、学校の授業で活用できる体験型学習教材の研究と開発を予定している。マイクロソフトは、ソフトウェア会社の強みを生かし、講師や大学生の補助教員の育成、プログラミングに必要なソフトウェアやコンテンツの提供、ロボットの開発を担当するとのこと。
なお2月15日には、本教材を活用した体験型講座を実施した9校の生徒を対象に、学習成果を発表するコンテストが、鴎友学園女子中学高等学校において開催される予定だ。
※[お詫びと訂正]初出時、鴎友学園女子中学高等学校の校名に誤りがございました。ここに訂正してお詫び申し上げます。
現在、日本の中等高等教育では、生徒の理数系離れが進んでおり、一部の国立大学の工学部が大学入試で定員割れするなどの問題が顕在化している。また、IT分野においては、従来のプログラミング学習が、理論が中心で難解なものが多く、生徒の学習意欲を伸ばす実践的なプログラミング学習が必要とされている。
両社は、2007年12月より、中高生が興味を持ちやすいロボットを題材に、『ロボットを作ろう、動かそう 〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』をテーマに教材開発を行ってきた。「理論的および創造的な思考力」「プレゼンテーションなどのコミュニケーション力」「プロジェクト進行におけるチームワークやリーダーシップ」を育成するのが目的で、大森学園高等学校など、首都圏9校の私立中学校・高等学校において、同教材を活用した体験型講座が実施されたほか、現段階で2校が教科「情報」等の授業で本教材を活用している。これを踏まえて、今後同教材の普及を推進し、理数系人材育成の促進に向けて協力していくのが、両社の狙いとなる。
『ロボットを作ろう、動かそう 〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』の教材は、「ロボットの組み立て」「ロボット動作プログラミング」「ロボットのデザイン」「ロボット競技・プレゼンテーション」の4分野で構成されている。具体的には、グループで4足歩行ロボットを組み立て、プログラミングでロボットを動かし、さらに作成したロボットの特長の説明やコンテストを実施するなど一連の学習体験が盛り込まれている。同教材は、3人1組のチームによる実習形式により、自発的に学習し、楽しみながら、リーダーシップやコミュニケーション能力を培うことができる。チームは、ロボットの動き方をメンバーとディスカッションし、Microsoft Visual Basicを利用して、ロボットの動き方をプログラムすることでアイディアを実現していく創造力を培えるという。また、他のチームに対して、チームが開発したロボットを紹介するにあたって、プレゼンテーションやコミュニケーション力を培える。授業の集大成として、成果を発表する機会としてロボットコンテストを設け、さらに生徒の学習意欲を喚起する。プロのソフトウェア開発者が使用しているテクノロジを利用することにより、実践的なテクノロジスキルを習得できるのも特徴とされている。
ベネッセコーポレーションは、中高生向け教材作成のノウハウを生かし、マイクロソフトから提供されたコンテンツをもとに、教育効果が高く学校が活用しやすい教材の開発を行う。また、全国の学校とのチャネルを生かし、中学校や高等学校に本教材のカリキュラムへの導入提案を行う。マイクロソフトとの協力をきっかけに、今後様々な企業と連携し、学校の授業で活用できる体験型学習教材の研究と開発を予定している。マイクロソフトは、ソフトウェア会社の強みを生かし、講師や大学生の補助教員の育成、プログラミングに必要なソフトウェアやコンテンツの提供、ロボットの開発を担当するとのこと。
なお2月15日には、本教材を活用した体験型講座を実施した9校の生徒を対象に、学習成果を発表するコンテストが、鴎友学園女子中学高等学校において開催される予定だ。
※[お詫びと訂正]初出時、鴎友学園女子中学高等学校の校名に誤りがございました。ここに訂正してお詫び申し上げます。
《池本淳》
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