リコー、最大12EV相当のダイナミックレンジで明暗差の大きいシーンに強いコンパクトデジタルカメラ

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2009.2.19（木）14:28

　リコーは19日、新画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIV」を採用する3型VGA液晶ディスプレイ搭載のコンパクトデジタルカメラ「CX1」を発表。3月13日に発売する。価格はオープンで、予想実売価格は40,000円台後半。

　同製品は、光学7.1倍ズームレンズを搭載し、焦点距離が28〜200mm（35mm換算値）の広角・高倍率ズームを搭載した有効画素数929万画素のデジタルカメラ。新画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIV」と高速画像処理を実現するCMOSセンサーを搭載。高感度撮影でシャープな解像感と色再現性を維持しながらノイズの低減。また、「画素出力補間アルゴリズム」によりダイナミックレンジを最大12EV相当に拡大し、明暗差の大きいシーンでの白とびを低減し、見たままの美しさを再現できるという。

　おもな機能として、露出が異なる2枚の静止画を高速で連続撮影してそれぞれの適正露出部分を合成した画像を記録する「ダイナミックレンジダブルショットモード」、日陰と日向が混在するシーンやフラッシュ撮影時のフラッシュ光と外光が混在するシーンなどで最適な色再現を実現する「マルチパターン・オートホワイトバランス」、カメラが自動的に7つの合焦ポイントにピントを移動しながら高速連続撮影する「マルチターゲットAF」を搭載。そのほか、加速度センサーを利用した電子水準器、手ブレを軽減するイメージセンサーシフト方式手ブレ補正機能、被写体の顔を自動的に認識してピントや露出などを最適化するフェイスモードなどを備える。

　シャッタースピードは1/2000〜8秒。最大ISO感度は1600。内蔵メモリは約88MBで、記録メディアはSDメモリーカード/SDHCカード。バッテリフル充電時の最大撮影枚数は約270枚。本体サイズは幅101.5×高さ58.3×奥行き27.9mm、重さは180g。付属品はバッテリチャージャー/AVケーブル/USBケーブル/ストラップなど。カラーはブラック/シルバー/シャンパンロゼの3色。

《近藤》