動画サイトは偽物!? 〜 G DATA、「KINO」に現れる偽アラートを警告
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      同社によると2009年2月16日ごろより「www.kino.to」というサイトに偽の「ウイルスアラート」が出るようになったという。「KINO(=映画)」という名前を持つこのサイトは、サブタイトルが「ベスト オンライン ムービー プラットフォーム」となっており、リストに動画タイトルが並んでいるとおり、動画共有サイトの体裁となっているが、このサイトのURLに入ると、「新しい脅威」の表示が画面に登場する。あたかも、このページを開いたことによってウイルスに感染したおそれがあるかのように見せているわけだ。
このあとに「アップデート開始」のボタンをクリックすると、「Antivirus-Security.net」サイトに飛ばされる。ドイツ語のページとなっており、左側に個人情報の入力欄、その左上には「G DATA」のロゴが入っているというページだが、これはネット犯罪者が仕掛けた罠であり、G DATA Softwareとはまったくかかわりがないという。サイトには、G DATAアンチウイルスが無料で入手できるように書かれているが、性別、名前、住所、生年月日、パスワードなどを入力して登録すると、2年契約(合計316ユーロ)の請求書が送付されてくるだけの詐欺サイトとのこと。しかも、ページの下に小さな文字で「14日間のテスト使用期間後、自動的に2年の契約延長が行われる」という内容が書かれている。料金は半年ごとに請求され、その額は79ユーロ(約1万円)となっている。
ただし、「登録」の「国」の選択はドイツ、オーストリア、スイスしかないため、日本における被害はほとんどないと考えられるとのこと。G DATA Japan代表のJag山本氏は「G DATAは、ドイツで最も知られているので、このような偽サイトに悪用されてしまったようです。このサイトは、無料で使える、と大きな文字では書いているのですが、サイト下部には小さな文字で長期使用の場合有料となると記載されています。“無料”は確かに魅力的ですが、同時にリスクもあります。くれぐれもご注意ください。」と注意を呼びかけている。
《冨岡晶》
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