野村総研とIBM、OSS活用で費用を約3分の1にした中小企業内ポータル構築ソリューション発売
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「OpenStandia/Portal on System x / BladeCenter」は、野村総研が提供するフル・オープンソースの企業内ポータル・ソリューション「OpenStandia/Portal」と、運用管理が容易なIBMのミッドレンジ・クラスのブレードサーバ「IBM BladeCenter S」もしくはラック型x86サーバ「System x3650」、および、Linux OSを組み合わせたソリューション。中堅・中小企業向けに野村総研が販売し、構築サービスおよび保守サービスを行う。
「OpenStandia/Portal」は、企業内ポータルを構築するためのソフトウェア「Liferay」やデータベース管理システム、Webアプリケーション・サーバなど、複数のOSSを組み合わせて実現したもの。複数のOSSが連携して動作する環境では、適切なハードウェアの構成やユーザ数に応じた適切なメモリ量やCPU性能を見積もり、稼働検証しながら最適な構成を決定する必要がある。こうした課題に対して、野村総研と日本IBMは、ユーザ数200人までの「オールインワン・タイプ」、ユーザ数1000人までスケールアウト可能な「ブレードサーバ・タイプ」、サーバを二重化し信頼性を高めた「ブレードクラスター・タイプ」の3種類についてハードウェアを構成し、稼働検証して最適化した上で提供する。これにより、システム構築時に、これまでおよそ2週間かかっていたハードウェア構成の設計・見積もり期間が1日に短縮されるとともに、オープンソースを活用することで商用ソフトウェアの使用に比べ約3分の1の費用で構築できるという。料金は、「オールインワン・タイプ」が168万円〜、「ブレードサーバ・タイプ」が302万円〜、「ブレードクラスター・タイプ」が577万円〜(いずれも3月末までのキャンペーン価格)。
《池本淳》
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