ケータイが普及した現在、手書きの手帳を使用している人はどれくらい?
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調査によると、仕事やプライベートの予定を何かに記録している人は全体の72.7%と性別・年代問わず多数派だった。男女別では、女性が76.7%で男性より7.2ポイント高く、年代別では特に40代が78.5%で他の年代よりも高い割合となった。
また、予定を記録している人に、「手書きの手帳を使用しているか?」と聞くと、64.0%が「はい」と回答。ここでも女性が70.3%で男性を11.9ポイント上回り、手書き手帳の使用率は女性全体の半数強にのぼった。年代別では大きな差はないものの、20代が69.4%で他の年代よりもやや高くなっている。
手書きの手帳を使用している人で他のツールを併用している人は59.0%と6割近くだったが、「手書き手帳のみ」も女性では45.0%と半数近く、20代では60.0%と半数を超える回答があった。
手書きの手帳と併用しているものは、「携帯電話」が64.8%で最も多く、女性、20代では70%を超えた。2位は「Googleなどのカレンダー」で、全体では32.8%、男性と40代では40%以上を占めた。以下、「電子手帳」「PDA」は10%に満たない少数で、これらのツールは現状普及率が低いことがうかがえた。
手書きの手帳を使用している人に、使用する理由を複数回答形式で聞いたところ、「文字を打ち込むより書く方が手軽だから」が全体の57.5%で、性別・年代問わずトップ。以下、「電子データだと消える可能性があり不安だから(25.9%)」、「自由にカスタマイズできるから(25.5%)」、「他のものをはさんでおけるから(22.2%)」と続いた。
男女別に見ると、「文字を打ち込むより書く方が手軽だから」のみ男性67.3%、女性48.6%で男性が女性を大きく上回ったが、他の項目は女性の方が高い数値となった。
年代別に見ると、20代で「文字を打ち込むより書く方が手軽だから(68.0%)」「自由にカスタマイズできるから(36.0%)」が高いのが目立った。
手書きの手帳を使用する理由について、その他の自由回答では「手書きの方が記憶に残るから」、「一覧性に優れているから」、「アクセスに時間を取られないから」といったものが複数見られたほか、「メモやスケッチをするため」といった意見もあった。
《織本幸介》
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