OKI、NGN対応セッションボーダーコントローラー「CenterStage NX3200」発売
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2008年にNTTが中心となり、ETRI(韓国)、FranceTelecom(フランス)、Huawei(中国)、VoiceAGE(カナダ)の5社により、ITU-Tで国際標準化された音声コーデック「G.711.1」は、従来の音質よりも、通話内容をより正確に高音質で伝えることができ、広帯域での対応が可能となっている。移動体網のコーデックは広帯域化が進んでおり、音質だけではなく、映像やデータも合わせたストレスフリーのユビキタスサービス実現へ加速が期待されている。そのため移動網、固定網それぞれの広帯域化に対応し、通信事業者間の相互接続や、異なる音声・映像のコーデック同士をスムーズに接続するための装置である大容量セッションボーダーコントローラーが必要とされている。特に、広帯域化対応端末と、既存端末との通信の際には、セッションボーダーコントローラーにより、コーデック変換を高速・大容量に実現することが必要となる。
NX3200は、「G.711.1」をはじめ移動体網の次世代コーデックであるAMR-WB、EVRC Rev.Bなどの広帯域コーデックへいち早く対応し、移動網や固定網で利用されているさまざまな音声コーデックや映像コーデック間で、同時に大容量の通信を行う、NGN向けキャリアグレードの製品となる。価格はネットワーク構成、収容加入者数によって変動。出荷時期は2009年6月で今後3年間で150台を販売する予定。
《冨岡晶》
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