KDDI、中国工業・情報化省電信研究院と意向書を締結〜KDDIサービスの中国内での実現目指す

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2009.3.25（水）14:23

　KDDIは24日、中国政府の通信分野の主管庁工業・情報化省（Ministry of Industry and Information Technology）の組織である電信研究院（China Academy of Telecommunication Research、CATR）と、相互に協力し双方の通信事業発展を目指した関係構築に向けた意向書を、20日に締結したと発表した。

　電信研究院は、中国での第三世代通信事業化検討を行っている。一方KDDIは2004年以降、電信研究院が毎年開催するセミナーへの参加機会を通して日本の通信事情を紹介するほか、人材交流、研修生受け入れなど日中両国の通信分野の発展を目指した活動を行っていた。

　KDDIは今後も引き続き電信研究院の活動支援を行うとともに、中国政府が関心を寄せる固定・移動体通信を融合させたKDDIのサービスの中国での実現を目指すため、相互協力意向書の締結を行ったとのこと。今回の意向書締結に基づいて、引き続き、ブロードバンドワイヤレスアクセス技術と業務、移動通信に関する新技術とサービス、移動固定の融合に関する技術と業務の分野で、定期的な人材の相互訪問や会合の開催などを通して、両国の移動体・固定通信の発展に貢献していくとしている。

《冨岡晶》