このご本尊は、654年(白雉5年)以来の秘仏とされていて、一般公開されていない。身代わりとして鎌倉時代に「前立本尊」が造られ、拝されるようになった。しかし、この前立本尊もふだんは御宝庫に安置されており、目にすることはできない。7年に一度の「御開帳」のときだけ、特別にお姿を拝むことができるのだ。
善光寺では、明日2009年4月5日より5月31日までの間「御開帳」を行うが、すでに特設サイトが公開されている。さらにJANIS(長野県協同電算)はこの期間中、2台のライブカメラで御開帳の様子をインターネット配信する。転送速度は1画面あたり384Kbpsで、カメラ1台につき最大で同時300アクセスまで可能とのこと。また、今回初めての試みとしてNTTドコモの携帯電話への動画配信も同時に実施される。