【スピード速報(141)】ダウンレートは地方上位で栃木がまたも首位——広がるスピードデバイド
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
今回は、1年前の第91回「栃木が東京を抜いてダウンロード速度No.1! 沖縄・九州・中国地方の低速は変わらず」と2年半前の第18回「ダウンロードは関東圏と愛知が速く、大きすぎる『東高西低』の格差」への「最新状況を知りたい!」とのリクエストにお応えする。2009年3月31日〜4月6日の測定データのうち、測定場所の都道府県が解析できたものについて平均ダウンロード速度(ダウンレート)を算出した。
図のとおり、栃木県が1年前に続いてトップに輝いた。しかも、1年前の36.9Mbpsを大きく上回る51.3Mbpsという高速であり、全都道府県で唯一50Mbpsを上回ったことは特筆に値する。2位には僅差で徳島県(49.7Mbps)が入り、四国勢初のトップ2入りとなった。また、島根県(42.9Mbps)が飛躍的なランクアップで3位に入り、第91回で2〜5位を占めた東名高速道グループ(東京都、愛知県、神奈川県、静岡県)は速度は上昇していながらも、7位以下に沈んだ。
さて、では2年半前の第18回と比べてみよう。当時は25Mbps以上は3都県しかなかったが、今回は17都道府県に増えた。しかし、第91回では皆無となった7Mbps未満の県が今回は復活し、最下位の鹿児島県の6.9Mbpsとトップの栃木県との差は7.4倍に達している。この比率は第18回と第91回では5倍程度だったので、スピードデバイド(速度格差)は縮まるどころか拡大していることになる。また、同じ四国で隣接する徳島県と香川県(7.7Mbps)の間に6.5倍もの差があることも驚きだ。今回の統計だけで格差拡大を叫ぶことはできないが、中央と地方の速度格差ではなく、地方における隣接県で速度格差があるとしたら、スピードデバイドが近い将来に解消することは望めないのかもしれない。今回低速だった各県の今後の動向に注目したい。
《平野正喜》
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