富士通、業界最高クラス18枚搭載の大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」を販売開始
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「PRIMERGY BX900」は、動的な電力制御と冷却技術の採用による電力・CO2の削減、仮想化環境における運用性の向上、業務継続性の追求、次世代を見据えた高速インターフェイス・大容量シャーシ、の4要素からなる設計・開発思想「The Dynamic Cube」にもとづき開発された製品。電力や運用コストの削減を実現し、クラウド・コンピューティングにも対応可能となっている。
「PRIMERGY BX900」は、最新の「インテルXeonロセッサー5500番台」を採用、業界最高クラスとなる18枚のサーバブレード、36CPU(144コア)、1.29テラバイトのメモリ容量、216本の毎秒1ギガビットLANポートを実装可能となっている。また仮想化技術と組み合わせることで、たとえば入れ替え時期が迫っている5年前の1Uラック型サーバであれば、230台分を「PRIMERGY BX900」の1シャーシに集約可能。これにより、従来機比約96%のスペース削減を実現した。
また、サーバの可視化・自動化ソフトウェア「ServerView Resource Coordinator VE」により、仮想環境の動的変化を見える化し、サーバ・ストレージ・ネットワークの最新状況がひと目で把握できるようになる。そのほか電源変換時に発生する電力ロスの低減や、きめ細かなファン回転制御などにより、従来機比約40%の省電力化を実現した。電力上限制御や周囲の環境に応じた自動制御の機能も搭載し、環境負荷低減の取り組みを支援する。
そのほかシャーシに搭載するコンポーネントはすべて冗長化され、クラスタやSANブートを利用した自動リカバリー運用に対応し、万が一のトラブル時にも業務継続が可能。また通信用回路基板であるミッドプレーンに10ギガビットシリアル伝送技術を採用し、業界最高クラスの毎秒6.4テラビットの大容量データ転送を実現した。希望小売価格はPRIMERGY BX900 S1シャーシが税別68万円〜、PRIMERGY BX920 S1サーバブレードが20万2,000円〜。2009年7月末からの提供となる。
《冨岡晶》
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