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展示ブース「クラウド環境におけるブレードサーバ運用」では、運用支援ミドルウェアの新製品「ServerView Resource Coordinator VE」による自動リカバリ機能のデモが行われていた。デモシステムの構成は、サーバインフラ製品の目玉ともいえる最新ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」、ストレージに「ETERNUS DX60」。BX900には、SANブートサーバ2台、クラスタサーバ2台、ローカルブートサーバ2台、予備サーバ2台、管理サーバ1台の合計9台のブレードサーバが稼働していた。
このような構成は、データセンターや企業クラウド環境において、主に可用性を重視する場合にコストと可用性の要件に応じて選択されると、プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部の市村賢司氏は説明する。可用性という視点では、サーバ構成は大きくシングル構成とクラスタ構成に分けることが一般的であるがシングル構成は一般的な業務サーバの運用形態でコストが低い反面、信頼性や障害復旧などの点に難がある。クラスタ構成ならば、障害復旧も数十秒で終わるなど信頼性はかなり高くなるが、当然コストも高くなる。
BX900とResource Coordinator VEの組合せは、コスト、信頼性の面でこの中間に位置するものという。ハードウェア的には、管理サーバや予備サーバなどの導入は必要だが、管理ソフトウェアの機能をResource Coordinator VEを利用し自動復旧させる。Resource Coordinator VEは、サーバの設定、運用管理に加え、ハードウェアの故障検出やサーバリソースの再配置などもできるので、このような高可用運用のシステムや事業継続計画ソリューションでも統合管理ツールとして利用できるわけだ。
デモでは、SANブートサーバで稼働していたメールサーバに異常が発生し、ダウンしたとして、サーバ障害を自動検出し予備のサーバに制御を切り替える処理を見せてくれた。ほとんどがコンソールの管理画面上で進むので、動きはないが、確かに画面のブレードサーバの切り替えが完全自動で終了してしまった。写真では、画面左側のペインがリソースツリーとして各ブレードの構成と稼働状態などが表示されている。その右の大きなペインには、選択中のサーバの詳細情報などが表示されている。
Resource Coordinator VEは、BX900専用の管理ミドルウェアというわけではなく、その他のサーバ製品にも対応している。さらに、サポートしているOSや仮想化エンジンも主だったものはほとんど利用可能だ。Linux、Windows Server 2008、VMware、Hyper-Vが混在した環境でも、物理、仮想両方のサーバの設定、状態監視、リソースの配置などがGUIの管理画面で行える。
特に興味深かったのは、物理・仮想サーバが混在した状態で、それらを統合的に表示できるネットワークマップの機能だ。サーバの接続状況について、各種のネットワーク図を表示するツールはこれまでもいくつか存在しているが、物理的な接続だけでなく、各物理サーバ内の仮想サーバの状態、仮想スイッチとの接続までを一括して表示できるものは珍しいだろう。
サーバの集約が進むと、スイッチやケーブルのトラブルでどこまでの業務が影響を受けるかの判断は非常に難しくなる。このとき、物理サーバの内部の仮想ネットワークまでワンストップで表示されるネットワークマップは役に立ちそうだ。
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