パパ、おやじ、ダディ……中には“ちゃん”づけもある「親の呼び方」
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まず、父親が健在の人に家庭での呼びかたを聞くと、1位は63.1%で「お父さん・父さん」。次いで「おやじ」が12.3%、「パパ・ダディ(8.6%)」、「お父ちゃん・父ちゃん(6.3%)」と続いた。男性は女性(68.9%)に比べ「お父さん・父さん」が58.3%と少なく、「おやじ」が20.5%と高い数値に。対して、男性では少ない「パパ・ダディ」が女性では13.4%と高比率だった。
一方、母親の呼び名については、母親が健在な559名のうち67.3%が「お母さん・母さん」と回答。2位は「ママ・マミー(7.9%)」、以降「お母ちゃん・母ちゃん(6.8%)」、「おふくろ(4.7%)」と続いた。父親の場合と同じく、「おやじ」と対義語に当たる「おふくろ」が男性で高く、「ママ・マミー」が女性で高い割合となった。
なぜそう呼んでいるのかと聞くと、「小さい頃から呼んでいるから」が父親の場合75.4%、母親の場合79.6%でどちらも圧倒的にトップ。「途中からそう呼ぶように自分で直したから」父親19.4%、母親15.6%、「周りがみんな呼んでいるから」父親4.3%、母親3.8%、「本人からそう呼ぶように言われたから」父親0.9%、母親1.1%の順に。途中から呼びかたを直すのは男性(24.0%)に多く、現在「おやじ」と呼んでいる人の77.2%がこれに該当している。子どもの頃から「おやじ」と呼ぶ子はあまりいないので、これはまあ当然の結果といえる。
また父親の名前に“ちゃん”をつけたり、呼び捨てで呼ぶ人もごく少数であるものの存在(表参照)しており、家族間の関係性の多様さも表している。
《関口賢》
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