OKIほか3社、地名をブログから自動検索して地図にマッピングするサービス開始
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このサービスは、OKIが開発した位置表現抽出・管理サービス「LocoSticker」(ロコスティッカー)のWeb APIとして提供されるもので、すでにデモ・サイトも公開されている。デモサイトでは、通り名の記述があるブログ投稿が、地図に自動マッピングされている。
「LocoSticker」は、日本国内の地名、スポット名、住所などの「位置表現」、海外のカタカナ表記された地名、観光スポット名などの「位置表現」を文章から自動抽出する位置表現抽出・管理サービスだ。OKIは、2008年4月に「LocoSticker」のサービスを開始し、機能を拡大させつつ、大量のUGC(User Generated Content)を扱うWebサイト運営業者などへの提供を続けてきた。また、ロケージングとANNAIは2009年1月より、京都で独自に使われている通り名に対応したジオコーダAPIサービス「ジオどす」を共同で開始している。
今回のサービスは、「LocoSticker」に「ジオどす」のデータを使用することにより、京都の通り名の表現を抽出して、対応する緯度経度(位置情報)を自動付与できる機能を追加したものとなる。この機能により、従来位置特定ができなかった京都の通り名で記述されたコンテンツに対しても、自動特定できるようになった。京都の通り名に対応した「LocoSticker」を利用することにより、位置情報で検索可能な京都の場所に関したブログ記事などのUGCの大幅な増加が見込めるとのこと。京都の観光情報を提供している事業者は、「LocoSticker」を利用することで、“このあたり”のような漠然とした場所を意味する通り名に対し、直感的にその範囲のコンテンツやその近くのコンテンツを検索して表示するような、あらたなサービスを簡単に始めることができる。
通り名の表現には、“堀川仏光寺上る”と“堀川通り綾小路下がる”のように同じ場所でもさまざまな表現のバリエーションがあるため、京都の通り名の表記だけによる周辺情報検索は、一般的に非常に複雑になる。それに対し、「LocoSticker」を用いると、通り名の表記を緯度経度に変換した値をキーとして周辺情報検索を行うため、格段にシンプルな検索システムを構築できる見込みだ。
《冨岡晶》
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