スパコン評価リスト「Green500」、エネルギー効率の世界最高はIBMに
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      それによると、米IBMのスーパーコンピューター「BladeCenter QS22 Cluster, PowerXCell 8i 4.0 Ghz, Infiniband」が世界で最もエネルギー効率の高いスーパーコンピューターとして選ばれた。BladeCenter以外にも、Blue Gene、Power Systems、iDataPlex、ハイブリッド・クラスターなど、IBMのスパコンが広くランクイン。20位までに、18台が入っているという。リストには、天文科学、天気予報、医薬品研究などさまざまな分野で活用されている、世界中のスーパーコンピューターが含まれているが、IBMのスーパーコンピューターは、上位100の内、57を占めたとのこと。
なお「BladeCenter QS22 Cluster, PowerXCell 8i 4.0 Ghz, Infiniband」は、ワルシャワ大学付属数理研究所ので使用されており、ワットあたり536メガフロップス(毎秒百万回の浮動小数点演算)以上の計算能力を発揮しているという。世界最速の米国国家核安全保障局(NNSA)ロス・アラモス国立研究所のスパコンは、ワットあたりの場合、444メガフロップスの効率性となり、世界で4番目にエネルギー効率の高いスーパーコンピューターとなった。こちらもIBMのBladeCenter QS22を中核としている。
IBMディープ・コンピューティングのバイス・プレジデント、David Turek氏は「現代のスーパーコンピューターは、その高い性能のみに重点を置いてはいられません。競争していくために、こうしたシステムはエネルギー効率を高めなくてはならないのです。IBMには、データセンターのコストやエネルギーを削減するために設計されたすべてのシステムにおいて、そのシステムのエネルギー効率を高めてきたというイノベーションの歴史があります」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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