OKI、東北大とNTT東が行う映像伝送実証実験に参加 〜 「IPv6マルチキャスト映像配信システム」を提供
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
この実験は、東北大学の研究成果「大型高品位ディスプレイ技術」とNTT東日本宮城支店の次世代ネットワーク(NGN)を用いて映像伝送の検証を実験するもの。設置場所としては、NGNを利用した各種映像サービスや端末機器を展示する「HiKARi PARK」(宮城県仙台市)を利用する。NTT東日本宮城支店では、地域企業などからの協力を得て、仙台市内などにNGN回線を用いて接続されたひかりインフォメーションディスプレイなどを設置し、地域の観光案内などの映像配信を実現することを目指しているという。
「IPv6マルチキャスト映像配信システム」は、映像配信統合プラットフォーム「OKI MediaServer」からIPv6マルチキャストにより、配信サーバに蓄積されている高画質(HD)映像コンテンツを、「フレッツ光ネクスト」経由で各家庭のIP-STB(セット・トップ・ボックス)へ配信するシステム。マルチキャストで配信するため、同じ映像広告やPR映像を複数の地点で同時に視聴することが可能となるほか、ユニキャストと異なり端末とのセッションが不要となるため、ネットワークに対する負荷も軽減できるのが特徴となる。今回は、「OKI MediaServer」に、サン・マイクロシステムズの最新のアーキテクチャを採用した「OKITAC S T5000シリーズ」を用いている。なお、今回のシステム提供にあたり、サン・マイクロシステムズとSTBメーカであるアドバンスト・コミュニケーションズの協力を得ているとのこと。OKIは、今回のシステム提供による実証実験の成果を活用し、NGNを用いた映像配信システムで実現する高度なネットワークサービス機能を提供することが可能な「OKI MediaServer」の拡販を積極的に行っていくとしている。
《池本淳》
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