上司のグチを間違って本人に…… 身の毛もよだつ誤メール事情
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まず、宛先メールアドレスを誤ってメールを送信した経験はあるか聞くと、全体の48.2%が「ある」と回答。これにまつわる失敗談を挙げてもらった。
■ビジネス編
・同僚への“ずる休みでごめんねメール”を課長に送った
・業務日報を上司宛てではなく部内全体メールに流してしまった
・同期と同じ苗字の上司に飲み会のメールを送ってしまった
・自分の誤送信じゃないが、社員全員の給与額が書かれたファイルが添付されてた事があった
・打ち合わせ途中のメールをクライアントへ……
・上司の愚痴を友達に送るつもりが上司に送ってしまった
・友人に送ったと思っていたメールが取引相手に何回も送られていた
・苦情を上司へ相談するはずが、原因となった本人に送信してしまった
■プライベート編
・陰口を当の本人宛に送ってしまった
・悩みの種の人間に悩み相談メールを送信
・メーリングリストから来たメールに、個人的な返事を書いて返信してしまった
・ブログ用のアドレスのつもりが友人のアドレスに送ってしまった
・同じ趣味の友人にメールしようとしたのに、自分の趣味を教えていない人に趣味内容のメールを送ってしまったこと
■恋愛・夫婦編
・ラブラブメールを間違った女性に送信してしまった
・彼の悪口を友人ではなく彼に送ってしまった!
・主人の不満を本人に送信してしまった
・告白した結果を友人に報告しようとしたら本人に送ってしまった
・付き合ってることを隠していた友人に彼宛のメールを送ってしまった
・カミさんに送った誤メール。内容は言えません…
・複数の女性と交際中に、名前を誤ってメールを送信してしまった
では、このようなメールの誤送信を防止するために、何か対策はしているのか。回答者のうち、対策を「している」人は33.7%。誤送信の経験別に見ると、誤送信の経験が「ない」人では25.7%だったのに対し、「ある」とした人は42.4%と高ポイントだった。やはり、実際に誤送信で痛い思いをすると、対応が慎重になるという人が多いようだ。
さらに、メール誤送信防止の対策を取っているという人にその方法を聞いたところ(複数回答)、「宛先メールアドレスをよく確認する」が89.4%で圧倒的に多く、「メール作成後時間を置いてから送信する」は18.2%、「専用の対策ソフトやアプリを使用している」は9.4%だった。
この傾向は性別年代別に見てもほぼ同様だったが、「専用の対策ソフトやアプリの使用」を挙げた人が20代と30代は1割未満だったのに対し、40代は12.9%とやや高めだった。また「返信機能を使う」「送信前に確認ポップアップを出す」「新規作成時は整理してあるアドレス帳から選択する」といった自由回答も挙げられた。
ともあれ、メールの誤送信対策としては「自分で送信時によく確認する」というアナログな手法が主流。メールの内容やその相手によっては、プライバシーや内部情報の流出につながるうえ、思いがけないトラブルに発展しかねないだけに、大切なメールを送る際には細心の注意を払うように心がけたいものだ。
《織本幸介》
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