都内では花火禁止場所が多すぎて“花火難民”が続出!?
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全体の81.0%が子どもの頃「年に数回はしていた」花火だが、20代では「ほとんどしなかった(21.7%)」、「しなかった(4.2%)」の数値が高め。大人になった今でも花火をしたいと思うことがあるのは女性と30代、40代に多く、それぞれ7割を超えていた。
花火禁止の場所が多いと感じたことが「ある」のは38.5%で、東京23区住居者では52.3%、100万都市住居者でも42.9%が「ある」と回答。また、今でも花火をしたいと思うことがある人では46.9%が禁止場所の多さを感じており、いざ花火をしたいと思っても場所に困った経験を持つ人も少なくなくないようだ。
自治体の中には公園や河原などの場所ごとに花火に関するルールを定めているところがあるが、近隣に住宅がある場合、最も適切だと思う規制はどれかを選んでもらったところ「すべての花火を時間規制する」が30.4%でトップ。「音の出る花火を時間規制する(20.1%)」が2位となった。「個人でマナーを守ればいいので規制は特に必要ない」は16.3%にとどまり、ある程度のルールは必要とする人が多数派のようだ。
花火への関心度別に見ると、花火をしたいと思うことが「ない」人の1位が「全面的に花火を禁止する(23.5%)」と、厳しいものであるのに対し、花火をしたいと思うことが「ある」人では「すべての花火を時間規制する(34.1%)」が1位となった。
しかし、「個人でマナーを守ればいいので規制は必要ない」に関しては花火をしたい人の数値が低く、なんらかの規制をした方がよいとの考えを持っている人が花火をしたいと思わない人よりも多かった。
本来ならば規制ではなく、モラルやマナーにより花火を楽しむのが理想だろうが、ルールを設けることで花火をする人、しない人の相互理解につながるのであれば、不便に思える花火規制も悪い面ばかりとはいえないのかもしれない。
《織本幸介》
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