キヤノン、コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL」の秋モデル

　キヤノンは20日、コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 930 IS」、「IXY DIGITAL 220 IS」を発表。IXY DIGITAL 930 ISを9月3日から、IXY DIGITAL 220 ISを8月27日から発売する。価格はオープンで、予想実売価格はIXY DIGITAL 930 ISが40,000円、IXY DIGITAL 220 ISが33,000円の見込み。

　930 ISは、幅99.9×高さ53.4×奥行き22.9mmのコンパクトボディながら広角24mm（35mm判換算）に対応した光学5倍ズームを搭載。広大な景色や多人数が集う場などで威力を発揮するという。また、5倍ズームでもとらえきれない場合はデジタルズームへと滑らかに切り替わる「セーフティズーム」により、最大約13倍のズームを可能とした（ただし記録画素数は200万画素となる）。

　液晶ディスプレイは3型で、同社では初めてタッチパネル方式を採用した。また、「タッチフォーカス」機能を新搭載。画面上の被写体に触れることで自動追尾しながらピントを合わせ続ける「タッチAF」、さらにシャッターを半押しすればピントに加えて露出も合わせ続ける「サーボAF/AE」といった直感的な操作を可能にしている。そのほか、シーンモードの選択や画像セレクト、お気に入りの設定なども、アイコンに従い画面上で簡単なタッチ操作が行なえるという。

　動画撮影は1,280×720ピクセル（フレームレートは30コマ/秒）が可能となり、HDMIミニ端子を通してTVなどへ出力することができる。カメラ本体を振ることで次々と静止画像の再生が行なえるユニークな「アクティブ再生」機能を搭載し、再生時の楽しみを追加している。カラーはパープル/ブルー/シルバー/ブラウンの4色をラインアップ。貝殻をイメージしたという滑らかな曲線を帯びたデザインで、ボディの素材はアルミ素材でアルマイト処理を施した。

　220 ISは、広角28mm（35mm判換算）対応の光学4倍ズームを搭載。幅89.5×高さ54.9×奥行き20mmと、930 ISよりさらにコンパクトなボディとなっている。また、レンズ先端から最短3cmまで近づいてのマクロ撮影が可能。

　セーフティズーム機能により、200万画素相当で最大10倍までのズームが可能。そのほか、動画撮影のクオリティや出力環境などは930 ISと同様だ。液晶ディスプレイは2.7型を搭載するが、タッチパネル方式ではない。カラーはブラウン/ブルー/シルバー/ブラックの4色をラインアップした。

　おもな仕様は以下のとおり。

●IXY DIGITAL 930 IS
・有効画素数：約1,210万画素
・総画素数：約1,240万画素
・撮像素子：1/2.3型CCDセンサー
・焦点距離：f=4.3〜21.5mm（35mm判換算24〜120mm）
・F値：F2.8（広角）〜F5.9（望遠）
・レンズ構成：6群7枚
・光学ズーム：5倍
・液晶ディスプレイ：3型（タッチパネル方式）
・手ブレ補正：レンズシフト式
・外部対応メディア：SD/SDHC/MMC/MMC plus/HC MMC plus
・ファイル保存形式：JPEG（静止画）/ H.264（動画）
・インターフェース：USB2.0/HDMIミニ/AV出力
・本体サイズ：幅99.9×高さ53.4×奥行き22.9mm
・重さ：約130g（付属品除く）

●IXY DIGITAL 220 IS
・有効画素数：約1,210万画素
・総画素数：約1,240万画素
・撮像素子：1/2.3型CCDセンサー
・焦点距離：f=5〜20mm（35mm判換算28〜112mm）
・F値：F2.8（広角）〜F5.9（望遠）
・レンズ構成：5群6枚
・光学ズーム：4倍
・液晶ディスプレイ：2.7型
・手ブレ補正：レンズシフト式
・外部対応メディア：SD/SDHC/MMC/MMC plus/HC MMC plus
・ファイル保存形式：JPEG（静止画）/ H.264（動画）
・インターフェース：USB2.0/HDMIミニ/AV出力
・本体サイズ：幅89.5×高さ54.9×奥行き20mm
・重さ：約120g（付属品除く）