「ビートルズリマスター盤」世界最速販売、深夜ファン200人が行列

　9月9日深夜0時「ビートルズリマスター盤」世界最速販売が行われた。タワーレコード渋谷店には平日深夜にも関わらず、約200人以上のファンが行列を作った。

　9月9日、全オリジナル・アルバムのリマスター盤が世界同時リリースされたビートルズ。1秒でも早く聴きたいというファンの期待に応えるべく、タワーレコードの渋谷店と新宿店では、午前0時より特別販売を実施した。

　渋谷店ではムッシュかまやつとブルーズ・ザ・ブッチャーの永井“ホトケ”隆をゲストに招いたスペシャル・セレモニーを開催。ムッシュはビートルズが66年に来日公演を行った際、ザ・スパイダースとして出演をオファーされたが断り、結局ザ・ドリフターズが出演した秘話を披露。「僕は客席で観たんだけど、他の前座で出た人たちは楽屋で隔離されてて、客席で観た僕らのほうが楽しかった」とのエピソードも。

　この日並んだのはビートルズ世代と思しきミドルエイジの男性の方が圧倒的に多かったが、なかにはヤング＆女性の方もちらほらと。ビートルズの音楽は世代を超えて愛されているようだ。特別販売は大盛況のうちに終わった。

　タワーレコード渋谷店及び新宿店では、今後も「タワーレコード史上最大のザ・ビートルズ祭り」と題してさまざまなイベントを開催。新宿店では、本日9日に、ビートルズのトリビュートバンドThe Firegrowsによるミニライブを開催。さらに、13日には黒沢健一と木下裕晴の元L⇔Rコンビが、18日には音楽評論家の萩原健太とビートルズ大学学長の宮永正隆が、19日には同じく音楽評論家の松村雄策とCOILの岡本定義が、それぞれのビートルズに対する思いを熱く語り合うトークイベントが行われる。