日立製作所、金融機関向け「エンタープライズグリッド」を提供開始 〜 英エクセリアンと協業
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エンタープライズグリッド分野の経験とノウハウを持ち、金融機関においてワールドワイドに実績のある英エクセリアン社の協業によるもので、コンサルティングサービスから上流設計、システム構築までを一貫して提供するとのこと。
本ソリューションは、従来、金融のリスク計算、分析など特定業務で限定的に利用されていたグリッド技術に、高速にデータを複製する分散データ処理を行うミドルウェアなどを採用し、障害の影響を極小化させることで、基幹系システムにも適用可能な高信頼性を実現した。また、膨大な業務量が発生する基幹系システムのバッチ処理については、データを分散させ、コンピュータの稼働状況に応じてプログラムを配分するあらたなミドルウェアを開発し、高速化を実現する。さらに、業務の変更にあたっても、統合運用管理のミドルウェアを採用することで、運用に関する処理変更を極少化でき、柔軟に対応できるとしている。
「エンタープライズグリッドソリューション」の概要は、目的に応じた製品選択や組み合わせ検討などの上流システム設計サービス、統合運用管理・グリッドプロセス制御・データグリッドなどの構築となる。統合システム運用管理には「JP1」他、グリッドプロセス制御にはSOAプラットフォーム「Cosminexus」他(2010年度第1四半期提供予定)、データグリッドには共有ファイルシステム「Hitachi Striping File System」(2009年10月9日提供予定)、ノンストップデータベース「HiRDB」、米国GemStone System社「GemFire」他を適用。グリッド基盤には統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」を採用する。「エンタープライズグリッドソリューション」の価格は個別見積で、2015年までに1,200億円の販売を目指すとのこと。
《冨岡晶》
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