PC秋冬商戦はいかに!? 国内出荷実績が低調な中で伸びる地デジチューナー搭載モデル——JEITA調べ
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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は29日、8月のPC国内出荷実績を発表。出荷台数合計は前年同月比90%となり、2009年度は依然として、前年同月比割れが続く結果となった。
2009年度は、4月に同99.3%と前年並みの水準を示したものの、5-6月は80%台で低迷。7月には97.7%の回復傾向を見せたが、8月はその流れに再びブレーキをかけた形と言える。内訳で見てみると、デスクトップPCのオールインワンタイプが7月に続く2カ月連続で前年同月比プラスとなる105.1%を記録。2009年度はプラスで推移するノートPCのモバイルノートタイプも同134.1%となり、依然として好調さをキープしている。
出荷金額の合計においては、8月は前年同月比76.9%。前年同月比のマイナス幅は、出荷台数では10ポイントであったが、出荷金額はそれを大きく上回る23.1ポイント。台数以上に金額ベースで大きな落ち込みを見せている。そのキーワードと言えそうなのが低価格化。29日に総務省から発表された8月の全国消費者物価指数によると、前年同月比が比較可能な1971年1月以降、4カ月連続で過去最大の下落を記録。消費の低迷が価格競争を生み、デフレを引き起こしつつある傾向がPC市場からもうかがえる。
こうした逆風下で好調なのは地上デジタルチューナーを内蔵したPC。2009年度、出荷台数合計の前年同月比はプラスを継続し、8月には139.4%を記録。その内訳は、ノートPCが同68.6%のマイナスであるのに対し、デスクトップPCは同175%という高い伸びを示した。前年同月比割れが続くPC国内出荷実績とデフレに傾く流れの中、2011年7月の地デジ化に向けてニーズが見られる地デジチューナー内蔵PC。2009年のPCの秋冬商戦はこれらがカギを握りそうだ。
なお、本統計の参加企業はアップルジャパン、NEC、オンキヨー、シャープ、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機インフォメーションテクノロジー、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計13社となっている。
2009年度は、4月に同99.3%と前年並みの水準を示したものの、5-6月は80%台で低迷。7月には97.7%の回復傾向を見せたが、8月はその流れに再びブレーキをかけた形と言える。内訳で見てみると、デスクトップPCのオールインワンタイプが7月に続く2カ月連続で前年同月比プラスとなる105.1%を記録。2009年度はプラスで推移するノートPCのモバイルノートタイプも同134.1%となり、依然として好調さをキープしている。
出荷金額の合計においては、8月は前年同月比76.9%。前年同月比のマイナス幅は、出荷台数では10ポイントであったが、出荷金額はそれを大きく上回る23.1ポイント。台数以上に金額ベースで大きな落ち込みを見せている。そのキーワードと言えそうなのが低価格化。29日に総務省から発表された8月の全国消費者物価指数によると、前年同月比が比較可能な1971年1月以降、4カ月連続で過去最大の下落を記録。消費の低迷が価格競争を生み、デフレを引き起こしつつある傾向がPC市場からもうかがえる。
こうした逆風下で好調なのは地上デジタルチューナーを内蔵したPC。2009年度、出荷台数合計の前年同月比はプラスを継続し、8月には139.4%を記録。その内訳は、ノートPCが同68.6%のマイナスであるのに対し、デスクトップPCは同175%という高い伸びを示した。前年同月比割れが続くPC国内出荷実績とデフレに傾く流れの中、2011年7月の地デジ化に向けてニーズが見られる地デジチューナー内蔵PC。2009年のPCの秋冬商戦はこれらがカギを握りそうだ。
なお、本統計の参加企業はアップルジャパン、NEC、オンキヨー、シャープ、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機インフォメーションテクノロジー、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計13社となっている。
《加藤》
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