携帯電話機シェア、シャープがトップを堅持 〜IDC調べ
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IDCが発行したレポート「2009年第2四半期別 モデル別 国内携帯電話調査/予測」(J9090303、19ページ/1,050,000円)にその詳細が報告されているとのこと。同レポートは、国内主要通信会社、端末供給ベンダー、主要関連部品供給ベンダーなどへのインタビューなどを通じ、国内携帯電話市場の現状および問題点の提示、今後の見通し、戦略や方向性についてあきらかにしたものとなっている。
同レポートによると、2009年第2四半期の国内出荷台数は、対前同期年比19.4%の大幅減の958万台。この結果、国内携帯電話市場は、7四半期連続のマイナス成長になったという。今回のマイナス成長の主要因としては、(1)テクロノジー面で、市場を牽引するようなインパクトのある上位端末が不足していること、(2)景気低迷により端末販売台数の落ち込みに歯止めがかからず買い替え需要の回復が遅れていること、の2点が挙げられるという。
同四半期における端末ベンダー別出荷台数シェアでは、上位4社は前四半期と同様の顔ぶれとなり、今回もシャープがシェア第1位を獲得。同社の獲得シェアは前四半期の21.3%から23.9%に上昇し、NTTドコモ向け上位機種での販売シェア拡大もあり、13四半期連続してトップの地位を維持しているという。第2位には、安定した市場占有率を維持しているパナソニックモバイル(19.0%)が入った。第3位は富士通(16.7%)が、前四半期と同様、堅調な販売を維持している「らくらくホン」と、ドコモ向けFOMA上位機種で善戦した。第4位は、カシオ日立社との合弁が発表されたNEC(13.2%)がランクイン、そして5位に、4.6%とやや占有率は落ちるが東芝が入っている。この5社の合計で、日本の携帯市場の4分の3は占められていることとなる。
《冨岡晶》
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