病院や学校でも活用——フレッツで緊急地震速報配信
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展示では、フレッツフォンタイプ、専用機器タイプ、PCインストールソフトタイプなどの受信端末に、緊急地震速報が配信されるようすをデモしていた。
緊急地震速報は、地震の初期微動(P波)と主要動(S波)の伝播速度の差を利用して、地震の発生直後に震源に近い地震計で捉えた観測データを解析して震源や地震の規模(マグネチュード)などを推定し、これに基づき各地の主要動の到達時刻や震度を測定して、可能な限り素早く伝えるという仕組みだ。全国約1,000拠点の観測所のデータをもとに、気象庁がNTTコムに対して情報発信し、これをNTTコムがユーサーの受信機に向けてIPv6マルチキャスト配信するというもの。利用にはフレッツ・ADSL、Bフレッツ、フレッツ・光プレミアム、フレッツ 光ネクストのいずれかの契約が必要となる(一部、FLET'S.Netもしくはフレッツv6アプリの契約も必要)。
同サービスは遅延の少ない配信を実現し、利用用途に合わせた端末の選択が可能、専用受信機に3段階のヘルスチェック(動作監視)が標準で搭載されている、といった特長がある。また、通知対象とする地震の規模や、通知方法などを目的に合わせて設定することができるという。また、たとえば地震発生直前にエレベーターを止めるといった制御も可能だ。
利用料金は、法人向けは初期費用10,500円、月額費用は1受信端末あたり21,000円、個人向けは初期費用2,100円、月額費用525円で、個人向けサービスは小規模の法人でも利用できる。現在までに、法人向けは企業のほか学校、病院など約100法人・800台、個人向けは約1,500台の契約があるという。
《RBB TODAY》
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