“余命の告知”「してほしい」が約9割〜女性のほうが男性より高率に
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もし自分が重大な病で余命わずかだと診断されたら、秘密にせずに告知してほしいか聞くと、全体の87.2%が「告知してほしい」と回答。女性(90.5%、男性は84.7%)と30代(90.2%)、40代(89.6%)では特に数値が高かった。
とくに身近な人の死を経験した人では91.2%が「告知してほしい」としており、余命に関する映画やドラマの視聴経験者では91.0%と、いずれもそうでない人と14ポイント以上の大差がついている。死を考える機会に遭遇したことにより、告知が必要と考えるようになったと言えそうだ。
「告知してほしい」理由では(自由回答形式)、「身辺整理」「残された日を充実させたい」「やり残したことをやりたい」「自分の事だから」などの理由が多数。一方、「告知してほしくない」理由(自由回答形式)では、「怖い」「堪えられない」「期限を知りたくない」という声が多く挙がった。
最期を一緒に過ごしたい人は誰かでは、「家族全員」がトップで43.7%。2位は「恋人・配偶者」の23.7%、3位は「ひとりがいい」の19.7%となった。女性では「家族全員」が49.5%と男性より10.5ポイント高いのに対し、男性はで「ひとりがいい(24.2%)」が女性を10.1ポイント上回っている。また、20代では「ひとりがいい」が25.0%、30代では「家族全員」が49.4%、40代では「家族全員」の46.4%に加え「恋人・配偶者」も28.7%と、それぞれ他の年代より高い点が特徴的であった。
ちなみに 今までに遺言書を書いたことがあるか全員に聞いたところ、「法律に則して書いたことがある」としたのはわずか0.9%。「独自のフォーマットで書いたことがある」という人も5.6%に過ぎず、全体の93.5%が「書いたことがない」だった。
《関口賢》
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