【SaaS World 2009 Vol.2】ISPも変わる!? IIJのクラウドサービス
エンタープライズ
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
【注目SaaSビジネス Vol.3】無料グループウェア市場への大手参入はむしろ歓迎——ブランドダイアログCEOに聞く
-
日本HPとNRI、OpenID活用の企業向けID連携ソリューションを発売

IIJのクラウドサービスは「IIJ GIO」という。特徴はエンタープライズ用途で実績のあるIIJのバックボーンネットワークやデータセンターを利用した、パブリックとプライベートの両方の環境をサポートする点だろう。IIJのバックボーンが利用できるということは、オープンなインターネット環境を信頼性の高い回線で利用できる。IIJは北米にもバックボーンを持っているので、海外拠点との接続も同じ品質を期待できる。もちろん、VPNや専用線によってクラウド環境を構築することも可能だそうだ。
IIJ GIOのパブリッククラウドは、サービスとしてはAmazon EC2にグループウェアやメール、それに付随する監視、管理がすべてセットになったものと思えばよい。アマゾンのウェブサービスとの違いは、課金が月額8,000円からということで、時間単位ではない。月額ということで、スポット的な使い方だけでなく、比較的長期の利用でもコストメリットが出しやすいという。実際、長期間、リソースのボリュームに応じたディスカウントを検討しているとのことだ。
プライベートクラウドは、エンタープライズ向けに基本的なSIを含んだクラウド環境構築サービスとして提供される。こちらは個別見積もりになるが、それでも費用としてホスティング並みの月額方式になるとしている。
IIJ GIOのサービス開始は2010年の早い段階からを予定している。
クラウドコンピューティングにおいては、よくSIerやソフトウェアベンダのビジネスモデルが大きく変わるといわれているが、実はデータセンターやISP(アクセス回線、ホームページ、メールアドレスなどのサービスを提供する通信事業者)のビジネスにも影響があるといわれている。クラウドの流れは着実に広がっているといえそうだ。
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
【注目SaaSビジネス Vol.3】無料グループウェア市場への大手参入はむしろ歓迎——ブランドダイアログCEOに聞く
エンタープライズ -
日本HPとNRI、OpenID活用の企業向けID連携ソリューションを発売
エンタープライズ -
IIJグループ、SaaS型のモバイル向けCRM「INVITO MOBILE」を提供開始
エンタープライズ -
NTTデータ、クラウドサービス「BizCloud」を立ち上げ 〜 来年4月よりプラットフォーム提供
エンタープライズ -
【注目SaaSビジネス Vol.2】無料グループウェアGRIDYとKnowledge Suiteでホスティングをグリッド化——スターティア/ブランドダイアログ
エンタープライズ -
NTTデータ、IC運転免許証を活用した個人認証サービスを開発スタート
エンタープライズ -
富士通、次世代サービスの新拠点「館林システムセンター新棟」をオープン
エンタープライズ -
富士通、クラウドコンピューティングのAPI仕様を国際標準化団体に提案
エンタープライズ -
F5、医療サービスの米RelayHealthのSaaSプラットフォームを最適化
エンタープライズ -
ブランドダイアログ、メディエイターと提携 〜 GRIDY搭載の法人向けネットブックを販売
エンタープライズ -
シンプル、ローコストなSaaS型SFA/CRMツール——Knowledge Suite
エンタープライズ -
ブランドダイアログとニューズウォッチが業務提携 〜 GRIDY画面にニュース掲載
エンタープライズ -
日立ソフト、Salesforceの操作性を向上する「SaaSWareグループスケジューラ」を発売
エンタープライズ -
【iEXPO2009 Vol.7】膨大なクチコミから生活者の本音を読み解く「感°Report」
エンタープライズ -
独立系だからできるクラウド戦略——ビットアイルのCloud ISLE
エンタープライズ