「WILLCOM CORE XGP」を活用した観光地ライブ映像配信、京都で実験開始 | RBB TODAY

「WILLCOM CORE XGP」を活用した観光地ライブ映像配信、京都で実験開始

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実証実験の概要
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 ウィルコム、駅探、京都高度技術研究所は15日、「WILLCOM CORE XGP」の高速無線データ通信を活用し、観光地京都の観光情報やライブ映像を伝送・配信するビジネスの構築・事業化を目指した実証実験を共同で開始した。

 この実験では、京福電気鉄道の協力のもと、嵐山本線太秦広隆寺駅等に観光情報カメラを設置し、「WILLCOM CORE XGP」を活用して駅周辺のリアルタイム動画映像をASTEMが運用する動画配信用サーバに無線伝送する。駅探が開発したiPhone/iPod touch向け観光ガイドアプリケーション「京都嵐電紀行」を利用すれば、嵐電沿線周辺の観光情報と合わせ、いつでもどこでもリアルタイムにインターネット経由で情報や動画の閲覧が可能となる。「京都嵐電紀行」では、観光スポット情報とオンライン地図、乗換案内、リアルタイム動画情報とを連携させることが可能。「京都嵐電紀行」は、AppStoreより無償でダウンロードできる。2010年3月31日まで利用可能だが、実証実験終了後は、現在のところ本サービス移行などの予定はない。

 今回の取り組みは、財団法人京都産業21が公募した「環境産業等産学公研究開発支援事業」の1つとして採択されたものであり、今後、ウィルコム、駅探は今回の実証実験の結果を踏まえ、モニターカメラ設置個所の拡大や、電車車両からの映像配信、京都以外の地域への展開など「WILLCOM CORE XGP」の優位性を活かしたフレキシブルな無線インフラ整備とリアルタイム動画コンテンツの開発を検討していくとしている。さらに、将来的には、観光コンテンツ配信によるビジネスモデルの構築も視野に入れて、観光地の映像配信事業を推進していくとのこと。

《冨岡晶》

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