トレンドマイクロとNEC、新セキュリティソリューションの共同開発を開始 | RBB TODAY

トレンドマイクロとNEC、新セキュリティソリューションの共同開発を開始

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Trend Micro Threat Management Solutionの概要
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 トレンドマイクロと日本電気は22日、新しいセキュリティソリューションの共同開発に合意した。今後、両社は、双方の開発拠点において共同で開発を進め、2010年上半期を目処に製品化するとのこと。

 このソリューションは、不正プログラムに感染した端末をリアルタイムで検知し、端末ごとにネットワークから隔離することで、感染被害の拡散を最小化するというもの。未知の不正プログラムであっても検知が可能なトレンドマイクロのセキュリティソリューション「Trend Micro Threat Management Solution(TMS)」に、NECのネットワークアクセス制御技術「Plug & Secureテクノロジー」を組み込み、あらたなソリューションとして提供する。

 NECのPlug & Secureテクノロジーにより、企業ポリシーに違反した端末1台ごとに隔離ネットワークを割り当て、端末単位での個別の隔離を行う。隔離対象の端末同士のネットワーク通信も防ぐため、他の端末にいっさい影響を与えない状態での処置が可能となる。また、トレンドマイクロのTMSと連携させることにより、未知の不正プログラムを含むウイルス感染をリアルタイムで把握し、感染端末の個別隔離を実行する。また通信プロトコルに依存せずに、企業内ネットワークに接続しようとした端末がIPパケット通信を発生するよりも早いタイミングで端末を隔離するとのこと。その隔離ネットワーク内で、脆弱性に対するパッチの適用や会社が定めるセキュリティソフトがインストールされているかなど、企業ポリシーを満たしているかを確認する。

 両社は、日本市場において製品の連携を図っており、今回の共同開発においても、従来の両社の関係をさらに進化させ、グローバルな事業拡大を目指すとしている。

《冨岡晶》

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