富士通OC、世界最小の40Gbps光ネットワーク用集積受信モジュールを販売開始
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近年、クラウドコンピューティング、インターネットを利用した動画配信などの新たなサービスの普及により、コアネットワークへの40Gbpsに対応した光伝送装置の導入が、世界中の通信キャリアで進んでいる。しかし、光伝送速度を高めるために、光伝送装置を構成する部品は年々大型化、複雑化しており、これに伴い光伝送装置自体も大型化し、設置スペース等が増大しており、大きな課題となっていた。
また位相変調方式の一つであるDQPSK方式では、4相の位相状態を利用し、シンボル速度を2分の1に低減することで、信号スペクトル幅を狭くすることやPMD等の伝送制限要因に対する耐力を向上させることができる一方で、光変調器および光受信器といった光部品の構造が複雑になるという課題があった。
新製品は、遅延干渉計とバランスド・レシーバの集積部へ、複数の光機能を集積する「PLC(Planar Lightwave Circuit)技術」を適用することにより、世界最小サイズ(長さ:45mm×幅:27mm×高さ:8mm)を実現した。光ネットワーク用40Gbpsトランスポンダの大幅な小型化が見込めるという。またPLCは、半導体ウェハプロセスに類似した製法で製造できるため、高い量産性による低コスト化が可能とのこと。モジュールの販売価格は個別見積りで、2010年度販売目標が5億円、2011年度が10億円となる予定だ。
《冨岡晶》
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