日立、エンタープライズサーバ「AP8800」を機能強化 〜 FIBARCチャンネル数拡大など
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「AP8800」とストレージやプリンタなどのデータ入出力装置とを接続する「FIBARCチャンネル」の数を、256台(従来は最大144台)まで拡大する「FIBARC拡張機構3」をあらたに提供する。同時に「AP8800」の仮想化環境を構築するプロセッサ資源分割管理機構支援「PRMA E3」を機能強化し、ストレージの論理ボリュームなどの仮想的なデータ入出力装置との最大接続台数を、1台あたり65,536台(従来比2倍)に拡張した。「AP8800」や従来機種であるエンタープライズサーバ「AP8000」シリーズ、周辺装置間のFIBARC接続を統合する「FIBARCディレクタ」において、通信速度の向上や筐体の小型化も実施する。
さらに日立メインフレームのデータベースサーバ環境を実現するリレーショナルデータベース「XDM/RD E2」にて、大容量メモリを有効活用する64ビットアドレッシング機能をSQL解析結果に適用拡大したことで、データ処理における処理性能向上などを実現した。これにより、さらに大規模なシステム構築への対応が強化されたとのこと。また「XDM/RD E2」 において、データベース内の表作成を自動化する生成列機能のサポートや、業務ごとのアクセス権限の設定などを行う機密保護機能の導入を簡単にするなど、業務プログラムの開発効率や、セキュリティ強化時における運用性の向上が図られたとのこと。
またオープン系テープ装置へのアクセス制御を行うソフトウェア「DMFOPDS」において、磁気テープによるデータ交換と同等な記録形式をサポートし、今後データ交換媒体として推奨される「LTO媒体」(Linear Tape-Open)に対応する。
AP8800の価格は、メモリ3.5GB、チャンネル32本、内蔵LANアダプタ、コンソールを含む構成で月額5,423,250円〜(税込)。「FIBARC拡張機構3」は月額5万2,500円。「XDM/RD E2」は月額37万8,000円〜など。
《冨岡晶》
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