直木賞は佐々木譲「廃墟に乞う」と白石一文「ほかならぬ人へ」、芥川賞は該当なし
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第134回以来2度目のノミネートとなった松尾スズキ、メールで原稿をやり取りしながら兄弟で共作するという大森兄弟、覆面作家の舞城王太郎など多彩な顔ぶれとなった芥川賞だが、今回は「該当作なし」という結果となった。芥川賞の該当作がなかったのは、1999年の第121回以来11年ぶり。
直木賞は、池井戸潤「鉄の骨」、佐々木譲「廃墟に乞う」、白石一文「ほかならぬ人へ」、辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」、葉室麟「花や散るらん」、道尾秀介「球体の蛇」の6作品が候補作として発表されていたが、佐々木譲の「廃墟に乞う」と白石一文の「ほかならぬ人へ」が受賞作に決まった。白石一文の父は直木賞作家の白石一郎で、史上初の親子受賞となった。
《大木信景》
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