米Adobe、「iPad」のFlash非対応に苦言 | RBB TODAY

米Adobe、「iPad」のFlash非対応に苦言

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iPadのデモではFlashコンテンツ非対応が明らかに(iPad発表の基調講演映像より)
iPadのデモではFlashコンテンツ非対応が明らかに(iPad発表の基調講演映像より) 全 2 枚
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 米Adobeは現地時間27日、「ADOBE FLASH PLATFORM」のブログにて、「iPad」のFlash非対応に苦言を呈した。

 「Apple's iPad -- a broken link?」と名づけられた投稿では、投稿者のAdrian Ludwig氏がiPadのデモンストレーションでweb閲覧の際にFlash非対応の場面がいくつかあったことを受け、「コンテンツ視聴のための重大な何かが欠けている」と書き記した。続けて、「Appleは彼らの機器において、コンテンツ提供者とユーザーに対し、制約を負わせ続けているように思える。Flashのサポートがなければ、iPadのユーザーはフルレンジのwebコンテンツにアクセスできない。それはゲームの70%、web上の映像の75%にも及ぶ」と苦言を呈した。

 一方でMichael Chou氏による別の投稿では、iPad(iPhone、iPod touch)でもFlashアプリが動くようになるだろうことを示唆。同社では昨年の「MAX 2009」において、Flash開発者がiPhoneでネイティブに動くアプリケーションを制作可能な「Packager for iPhone」を既にアナウンス済みで、来るべき「Flash Pro CS5」で対応予定。この技術を用いることで、iPhone、iPod touch、そしてiPadでも開発者がアプリケーション制作を行なえる、としている。ただし「初期段階ではiPadの解像度に適合しないだろう」とのことだ。Adobeは50以上のパートナーと協力し、Flashコンテンツをいかなるデバイスでも利用できる「Open Screen Project」を推進中だ。

《小口》

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