【スピード速報(170)】名古屋サーバのダウンレートトップは2009年もコミュファ、東海エリアでも
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
今回は昨年と同様、名古屋サーバにおける各キャリアの平均ダウンロード速度ランキングをお届けする。スピード計測をご利用の方はご存知のように、計測には通常速度(100Mbps以下)を対象とする東京・大手町、名古屋の2つのサーバと、超高速用のGIGA測定サーバ(全国一律)があり、いずれかを選べるようになっている。今回は名古屋サーバの2009年1月1日〜12月31日の全測定データを用いて、測定件数シェアトップ25のキャリアにおける平均ダウンロード速度(ダウンレート)を算出した。
グラフの上半分を見ての通り、今年も中部テレコミュニケーション(コミュファ)が38.78Mbpsと下位を引き離す速度でトップに立った。コミュファは愛知県、岐阜県、三重県、静岡県をサービスエリアとしており、2008年度に続くトップとなった。2位には愛知県をサービスエリアとするスターキャット・ケーブルネットワークが32.86Mbpsで入った。スターキャットもコミュファのアクセスコミュファサービスを提供しており、名古屋サーバにおけるコミュファの強みが見える。また、3位はコミュファと強い関係を持ち、GIGA測定サーバで2009年の1位となったKDDI(auひかり、旧:ひかりone)で28.32Mbpであった。
前述の通り、通常速度のスピード計測では大手町サーバ、名古屋サーバのどちらを選んで計測しても構わない。そのため、両方で試す方も多い。そこで今回は参考として、東海エリアにおける測定件数シェアトップ25の速度ランキングも算出してみた(グラフの下半分)。このランキングでも、コミュファは1位であり名古屋サーバでの平均より高い43.45Mbpsとなっている。また、2位には岐阜県のみをサービスエリアとするシーシーエヌがスターキャットを抑える形でランクインした。しかし、3位のスターキャットも東海エリアでの平均が名古屋サーバを上回っており、コミュファとともに東海エリアでの優位性が現れている。
なお、GIGA測定の開始に伴ってサーバ構成が変わっているため、2008年度における平均速度とは単純比較ができず、ランキング対象キャリア数も異なっていることをご了承願いたい。また、地域別集計は郵便番号が明示されたデータでしか行えないため、測定時には是非とも正しい郵便番号を入力願いたい。
《平野正喜》
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