ソニー、「VAIO」の春モデルを追加——高性能モバイル「Z」シリーズなど

　ソニーは16日、「VAIO」の新製品として、インテルの最新CPUを搭載した「Z」シリーズの「VPCZ119FJ/S」と、「E」シリーズの「VPCEB18FJ/W・B・P・L」/「VPCEB17FJ/W・B・P・L」を発表。Zシリーズは3月6日、Eシリーズは2月27日から発売する。価格はオープンで、予想実売価格は、VPCZ119FJ/Sが約240,000円、VPCEB18FJ/W・B・P・Lが約160,000円、VPCEB17FJ/W・B・P・Lが約140,000円。

　VPCZ119FJ/S（標準仕様・店頭販売モデル）は、13.1V型ワイド液晶ディスプレイ（解像度1,600×900ピクセル/16：9）を搭載したハイスペックモバイル。従来モデルから基本性能を向上しており、CPUはインテルで最新のCore i5-520M（2.4GHz）、グラフィックスはNVIDIAのGeForce GT 330Mを採用。従来からのグラフィックアクセラレーターの切り替えに対応し、SPEEDモードとSTAMINAモードの設定が可能。AUTOモード設定では使用状況に応じて自動的にモードが切り換わる。さらに、2チャンネルのSSDをRAID 0（ストライピング）構成にした「デュアルSSD」や、WiMAX通信機能を標準搭載している。

　スペックアップの一方で軽量化を図り、本体の重さは約1.36kg。そのほかに機能として、照度センサーを搭載しており、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動で調整。DVDドライブの電源自動OFF機能や、オーディオ回路の電力自動OFF、バッテリ急速充電＆いたわり充電などの機能により、低消費電力化を進めている。

　OSはWindows 7 Home Premium 64ビット版、メモリは4GB（最大8GB）、SSDの容量は約128GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ（2層書き込み対応）、有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n。インターフェースはUSB2.0×3/HDMI/ミニD-sub15ピン/ヘッドホン/マイク/メモリカードスロットなど。Bluetooth2.1/FeliCaポート/指紋センサー/31万画素webカメラを搭載。バッテリの連続駆動時間は約7.5時間。本体カラーはシルバー。本体サイズは幅314×高さ23.8〜32.7×奥行き210mm、重さは約1.36kg（バッテリ含む）。

　VPCEB18FJ/W・B・P・LとVPCEB17FJ/W・B・P・L（ともに標準仕様・店頭販売モデル）は15.5V型ワイド液晶ディスプレイ（解像度1,366×768ピクセル/16：9）を搭載したスタンダードノートPC。VPCEB18FJ/W・B・P・LはCore i5-430M（2.26GHz）とBlu-rayコンボドライブ（DVDスーパーマルチ機能付き）、VPCEB17FJ/W・B・P・LはCore i3-330M（2.13GHz）とDVDスーパーマルチドライブ（2層書き込み対応）を装備する。

　本体カラーとして、光沢のブラック/ホワイト/ピンク/ブルー/グリーンの5色をラインアップ。ほかに機能として、本体の状態を診断したりサポート情報を確認できる「VAIO Care」、電源OFFからワンプッシュでインターネットが利用できる「Quick Web Access」を装備。キーボードには、文章作成や表計算に便利なフルサイズのテンキーを備えている。

　おもな仕様共通として、OSはWindows 7 Home Premium 64ビット版、メモリは4GB（最大8GB）、HDDの容量は約500GB、有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、無線LANはIEEE 802.11b/g/n。インターフェースはUSB2.0×3/HDMI/ミニD-sub15ピン/ヘッドホン/マイク/メモリカードスロットなど。Bluetooth2.1/FeliCaポート/31万画素webカメラを搭載。バッテリの連続駆動時間は約3.5時間。本体サイズは幅369.8×高さ31.1〜36.7×奥行き248.2mm、重さは約2.7kg（バッテリ含む）。

　なお、VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルで、10.1V型ワイド液晶ネットブック「W」シリーズから環境に配慮した「VPCW219AJ/WI［エコボディモデル］」も同時に発表している。