パナソニック、業界トップクラスの省エネ性能の液晶テレビ「新・ビエラ」

　パナソニックは30日、デジタルハイビジョンテレビ「新・ビエラ」の新製品として、「LEDバックライト」の搭載などで省電力性能を業界トップクラスに向上した「D2」シリーズを発表。価格はオープン。

　同シリーズのラインアップと予想実売価格は、42V型「TH-L42D2」が220,000円前後、37V型「TH-L37D2」が180,000円前後、32V型「TH-L32D2」が160,000円前後、26V型「TH-L26D2」が130,000円前後、22V型「TH-L22D2」が80,000円前後、19V型「TH-L19D2」が70,000円前後。

　発売日は4月23日で、42V型のみ6月11日。22V/19V型は本体カラーがメタルブラック/プラチナホワイトの2色を用意。42V/37V型はフルHD（解像度1,920×1,080ピクセル）で、そのほかはハイビジョン（同1,366×768ピクセル）対応となる。

　同シリーズは、デジタルハイビジョンテレビ「新・ビエラ」のLEDバックライト搭載モデル。42V/37V型はパネルの上下辺、32V型は上辺、26V/22V/19V型は下辺にLEDエッジ型バックライトを搭載している。

　さらに、開口率が高く、光を多く透過できる新IPS液晶パネルを採用（42V/37V/32V型は半光沢仕様の新IPSαパネル）。LEDバックライトとの組み合わせで、年間消費電力量では業界トップクラスの省エネ性能とした。それぞれ年間消費電力量（4月の改正省エネ法基準の場合）は、42V型が88kWh/年（95kWh/年）、37V型が77kWh/年（89kWh/年）、32V型が60kWh/年（66kWh/年）、26V型が48kWh/年（57kWh/年）、22V型が43kWh/年（50kWh/年）、19V型が39kWh/年（44kWh/年）となった。

　画質面では、42V/37V型は、新IPSαパネルによりどの階調変化においても残像が少ない高速応答特性を持つほか、「Wスピード」により通常の2倍となる120コマ/秒の表示が可能。新開発のLEDバックライト制御による「LEDクリアフォーカス」を採用しており、映像のホールド時間を一層短くするで動画解像度を1,000本とし、縦・横・斜め全方向の動画のボヤケを低減。速い動きも細部まで繊細に描写するという。32V型は「Wスピード」などによりハイビジョン画質ながら動画解像度を720本とした。

　また、1フィールドごとに検出した映像シーンの特徴に応じてLEDバックライトを制御する新開発のAI機能を搭載。42V/37V/32V/26V型は、200万：1相当のハイコントラストとし、黒が引き締まった深みのある映像を楽しめるという。さらに、映像メニューで新たに「オート」モードを設定し、周囲の明るさによって変化する「人の色感度特性」を加味して映像を自動補正。シーンに応じた最適な消費電力できれいな映像を楽しめるという。

　そのほかには省エネ性能を高める「エコナビ」をはじめ、「お部屋ジャンプリンク」などリンクを楽しめる「ビエラにリンク」など、さまざまな機能を備えている。

　6製品とも地上・BS・110度CSデジタルテレビチューナーを搭載。アスペクト比は16:9、インターフェースはHDMI×3/D4/ビデオ×3/ミニD-sub15ピン/光デジタル音声/ヘッドホン/LAN端子/USB×2など。スピーカーはフルレンジ×2。付属品は据え置きスタンドセット/リモコンなど。

　42V型は、本体サイズが幅103.2×高さ69.7×奥行き32.9cm、重さが約21.5kg（ともにスタンドあり）。37V型は、本体サイズが幅91.7×高さ63.2×奥行き28.7cm、重さが約16.5kg（ともにスタンドあり）。32V型は、本体サイズが幅79.5×高さ56.4×奥行き21.7cm、重さが約13.5kg（ともにスタンドあり）。

　26V型は、本体サイズが幅66.3×高さ47.3×奥行き21.7cm、重さが約9kg（ともにスタンドあり）。22V型は、本体サイズが幅55.7×高さ40.1×奥行き19.2cm、重さが約5.5kg（ともにスタンドあり）。19V型は、本体サイズが幅48.8×高さ35.9×奥行き18cm、重さが約4.5kg（ともにスタンドあり）。