NEC、シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を強化 ~Hyper-V 2.0、Windows 7に対応
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
「VirtualPCCenter」の強化では、仮想化基盤ソフトウェアとして「VMware vSphere 4」に加え新たに「Microsoft Windows Hyper-V 2.0」に対応する。クライアントOSでは「Windows 7」に対応する。また、仮想PCに必要なディスク容量の削減と生成時間の短縮を実現するオプションとして、仮想PCのクローン(同一の仮想PC環境)を生成するソフトウェア「仮想PCディスク共有オプション」(4,000円/ユーザーライセンス)を発売する。さらに大規模システム向けに、クライアント端末から仮想PCへ自動接続させるセッション管理機能も拡張、クライアント端末から仮想PCへ自動接続させるセッション管理数が最大40,000まで拡大された。
また仮想PC型シンクライアントシステム専用の低価格外部ストレージにおいて、コントローラ性能強化やキャッシュ容量増量により仮想PC搭載数を従来比約2倍に向上した「VPCC SANセットストレージS3」を発売する。大容量HDD搭載モデルを拡充したことでラック設置スペースを約半分に削減可能だという。VPCC SANセットストレージS3の価格は2,402,000円~。4月5日より出荷を開始する。
シンクライアントシステムの利用においては、一人で1台のPC環境を利用する「MY仮想PC方式」に加え、共通のPC環境を複数人で共同利用することでコスト削減を図る「共用仮想PC方式」へのニーズが高まっており、今回の強化は、「共用仮想PC方式」において、仮想PCのディスク容量削減と生成時間短縮を可能にするものとのこと。「VPCC SANセットストレージS3」と組み合わせることで初期導入コストの約30%削減が可能だという。
《冨岡晶》
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