BIGLOBE、企業向けTwitterデータ分析サービスを開始 ~ 「感°Report」の新メニュー
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「感°Report」は、大量の文章を即時に解析するとともに、ポジティブ・ネガティブ判定や価格・機能といったテーマ別分析を実現するなど、ネット上のクチコミをさまざまな角度から分析可能なサービス。従来から行っている国内主要55社のブログや掲示板サイトの分析サービスに加え、Twitterの分析サービスを今回追加した。
“ツイッターデータ分析サービス”では、NEC中央研究所が開発したデータストリーム処理技術を適用することで、1日あたり約500万件の膨大なつぶやき投稿の解析が可能とのこと。Twitterは「140字以内の短文のため表現の省略が多い」「他者の発言を手軽に引用できるRT(リツイート)により情報の伝搬性が高い」といった特長があるという。そこで新メニューでは、省略語などさまざまな表現に対応することで、短い文中からテーマを高い精度で抽出し、評価の変化まで集計できるツイッター分析を実現した。また、元投稿と引用部分を分けて計測するため、反応の伝播状況や投稿者のフォロワー数を加味した影響度までを把握することが可能。
新メニューは手軽に導入可能な“モニタリングサービス”と、マーケティング効果の測定が可能な“レポーティングサービス”の2つ。“モニタリングサービス”では月額10万円(税別)で、商品名や企業名など1テーマを対象に、ツイッター上の話題を分析した集計サマリーとデータを提供。ツイッター投稿数、ポジティブ・ネガティブの割合、リツイートされたつぶやきの比率などがグラフ化されたサマリーと、対象となった投稿の全文や、投稿者ごとのフォロワー数のデータを日次で提供する。“レポーティングサービス”は投稿データの分析に加え、話題の発生源や波及状況をわかりやすく視覚化し、評価の要因や論調の変化などについても分析を実施。月額20万円(税込)から提供する“ベーシック”では1テーマ、月額40万円(税込)からの“スタンダード”では、3テーマの競合比較が可能。
なおBIGLOBEでは、Twitter利用者向けの情報サイトとして、“ツイッターデータ分析サービス”基盤を活用した「ついっぷるトレンド」の提供も開始する。「いま」盛り上がっている話題や、今日、昨日、今週など、期間ごとに盛り上がった話題をランキング形式で掲載するほか、話題ごとにつぶやき投稿数が時系列でグラフ化されるなど、ツイッター上の旬が一目でわかるサイトとなっている。
《冨岡晶》
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